このブログについて

 2015年。何年ぶりだろうかでちゃんとブログを書こうと思いたちました。最初に個人でブログを書き始めたのはココログで2004年の12月だからもう既に10年以上前。その頃のインターネットはとっても牧歌的でした。掲示板が荒れることもなく、大人たちが交流できていたころです。でもそれから月日は流れ、ユビキタスインターネット、薄いインターネット時代に突入。このブログを再開した2015年はSNSとキュレーションメディアの全盛期でした。2018年も終盤のいま、Facebookもその輝きは過去のものとなりつつあります。誰も皆自らを情報化し、そのうえで情報の海に漂っている。いまはそんな時代です。(追記している今は、2020年2月。Facebookはもはやぼくの目には魅力的には映りません。むしろ、Twitterの混沌の方が好ましく感じられています)

 ひとびとはもはや完全に情報の網の中の構成要素でしかない。でもだからこそ、ぼく(海野裕)はまたブログを書いてみようと思ったのです。なぜなら現在のインターネット環境が、何かを規制しているような気がするから。もっと自由に、勝手気ままに、露悪的になっていいのかな、と思うのです。ぼくの生み出すテキストにどんな意味があるのかはわかりません。もしかするとテキストには意味はないのかも知れない。それこそテキストを越えて非言語で伝わるものを構想した方が、いいのかも知れない。でもひとまずはテキストを武器に自分と世界に向き合っていこうと思います。その中で何人かの人の思考の役に立てればいいなと思います。

 ブログのタイトルはpolyphony(ポリフォニー)としました。音楽用語です。一つの旋律(声部)ではなく、複数の旋律や対旋律で編まれた多声音楽のことです。仕事、趣味、遊び、音楽、ピアノ、ギター、猫、ワイン、食事などなど。僕の興味もたくさんの領域に向けられていて、それらが織りなしてくれるのが、ぼくの人生とも言えるわけです。本当はSymphonic(交響的)なのが理想だけれど、なかなかそこまで巨大で濃密にはならない。かといって物好きなこのぼくの人生はmonophonyにはならない。やっぱりpolyphonicなのかなと思います。

 マーケットインサイトやアナリティクスに携わるプロフェッショナルとしての自分は公式なブログbeyondtextに記していきます。

 それとは別の喜んだり悩んだりする一人の人間としての自分。このブログはぼくの私的側面を端的に表すものとなっていくと思います。様々な旋律や対旋律を緩く統合すること。好きな街に住み、好きな人たちに囲まれて、好きなことを仕事にして、好きなものを食べ、好きな酒を飲み、好きな音楽を聴きながら暮らす。そんな生活の中から複数の旋律を紡ぎだして、文字通りpolyphony(ポリフォニー)を創っていきたいと思います。

投稿日:2015年11月9日 更新日:

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