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ある程度バイクを振り回せる人向き。G310Rの兄弟車、アドベンチャーG310GSにも試乗。

投稿日:2020年8月3日 更新日:

bmw_g310gs
BMW Motorrad / G310GS

G310Rの兄弟車=G310GS

BMWの世界戦略車。インドのTVSモーターが製造するG310シリーズ。Gシリーズは歴史的にシングル(単気筒)エンジンを搭載したモデル。G310系は大型車に強みとブランド資産を持つBMW Motorradがその資産をフル活用して、特にASEANでの需要を拡大していくための戦略的モデルというわけです。そして、BMW Motorradのもうひとつの資産は、大成功したアドベンチャー「GS」シリーズ。フラッグシップはR1250GS Adventureです。

R 1250 GS Adventure

The new BMW R 1250 GS Adventure is built for your challenges. With the increase in capacity to 1254 ccm and 100kW (136 hp), you have even more power for wilderness, desert or country road. In addition to the increased performance, the engine works more efficiently and the variable camshaft control BMW ShiftCam offers you sovereignty in every speed range.

1250ccの水平対向2気筒エンジンを積み、悪路走破性とロングライドにおける快適性を極めたアドベンチャースタイルの草分けがこのGSシリーズです。その後、他社も追随し、このアドベンチャースタイルはひとつのカテゴリーを形成しています。そしてこのスタイルを支持するユーザーが世界的にも結構多いと思うわけなんですよね。最近流行のバイクでソロキャンプなんていうイベントも、アドベンチャースタイルならかなり決まるんでしょう。そのBMW Motorradアドベンチャースタイルの末席にいるのがG310GSです。

G 310 GS

通勤でも、田舎道でも、峠道でも、オフロードでも、G 310 GSは純粋に駆け抜ける歓びを約束します。ライダーの目線が高くなり、リラックスできるライディングポジションで、あらゆる挑戦をしっかりとらえ、思い通りに乗り越えられます。

エンジンはG310Rと同じ、313ccのシングル。フレーム構成は同じですが、ジオメトリーは大きく変更されています。フロントが19インチとなり、さらにフロントサスペンションもストロークが長くなって悪路走破性が上がっています。見た目も鳥の嘴のようなカウルがGSシリーズであることを主張しています。

G310GSに試乗してみた

先日のG310R試乗のとき、あわせてG310GSにも乗らせてもらいました。とにかく乗物は乗ってみないと分からないので。もしかするとアドベンチャーの方が好き、ということが起こるかもしれませんからね。

ちなみにG310Rの試乗については以下のポストに書いてあります。

bmw-g310gs

車体はG310Rよりも少し大きく感じます。フロントカウルがあるのと、タンク形状が少し隆起していること、それに19インチになったフロントタイヤの影響ですね。シート高も、G310Rの785mmに対して、835mmと5センチ高い。でも跨ってみるとサスの設定が違うのか、結構沈み込むので、それほど足つきが違うという印象はありませんでした。G310Rと同じルートを試乗しての印象を以下に書いてみますね。

  • G310Rよりサスが沈むのか、足つきは思ったほど悪くない
  • この個体の問題だと思うが、1速に入りにくいので運転しづらかった
  • エンジンの特性は同じはずだが、やや印象が違う
  • GSの方がパンチがあるように感じた
  • それは少し扱いづらいという意味合いで
  • G310Rよりも圧倒的に曲がりにくい印象
  • G310Rは目で見た方向に素直に曲がるが、GSは曲げないと曲がらない
  • リアブレーキが遠くて深いのは同じ

まずはこの個体の問題として、1速に入りにくいので低速時や発信時に気を使いました。この点で既にGSは損をしています。何となく扱いづらいと感じたのは、G310Rよりも少し悪い足つきと個体の特性が影響しているのは間違いないと思います。

いまのぼくには曲げにくいバイク

そして最大の印象の違いは「曲がりにくさ」です。G310Rは実に素直な特性なので、目で見た方向に自然にバイクが向かっていきます。それに対してGSは曲げてやることが必要。試乗コースに緩やかな高速コーナーがあるのですが、G310Rの場合は何の問題もなくクリアしたこのコーナーをG310GSの場合は少し減速して、車体をバンクさせないといけない軽い恐怖感がありました。

これは初心者であるぼくの問題も少なからずあると思います。しかし初心者やリターンライダーが「乗り始めの不安を最小限に」乗るのだとしたら、G310Rの方がお薦めであることは書いておこうと思います。もちろんこれはある程度慣れが解決してくれる不安だと思うので、絶対このスタイルがいい、という人は迷わずG310GSに行って問題ないと思います。

G310GSはアドベンチャーでもあり、ある程度マシンを振り回すことを想定していると思います。ライディングフォームもスタンディングだったり、左右にハンドルを振って体重を大きく移動させながら悪路を走破する、というようなスタイルでしょうか。それに対してG310Rは基本に忠実に、しっかりニーグリップをして、バイクとライダーが一体化するようなライディングを志向しているように思いました。

結論として、いまのぼくにはG310Rの方がいいなと思います。まずはど真ん中のストリートファイタースタイルでスタートし、その後、趣味やライディングスタイルが変わったら、アドベンチャーに乗ることもあるかな、という感じ。ただ、ぼくはどちらかというとインドア派、シティ派なので、あまりオフロードには行かない可能性大かな。

ということで、もしもぼくがBMW Motorradから選ぶとしたら、G310Rの一択であることがわかりました。次はそのデザインに惹かれている、ハスクバーナを試乗してみようと思います。

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