インドア派の変節
季節も良くなってきましたね。風が気持ちいい。太陽の光が暖かい。すぐに夏になってしまうから、こうした気持ちのいい天気の休日は少しアウトドアもいいものです。かくいうぼくは自他共に認めるインドア派。これまでも休日は本を読んだり、音楽を聴いたり、ピアノやギターを弾いたり、というのが基本でした。それが唐突に目覚めてロードバイクに乗り始め、モーターサイクルに回帰し、さらに大型自動二輪免許まで取得して今日に至ります。そして、オートバイの友人たちからの影響で少しずつアウトドアの面白さもわかり始めてきたわけです。
代々木公園で朝食
つい先日、オートバイ仲間と共に代々木公園でモーニングカフェごっこをしました。
①広尾プラザにある軽井沢のベーカリーSAWAMURAに7時集合。
②RnineTの友人を420iで追いかける
③表参道からの代々木公園
④大きな木の下にブランケット広げてパンとコーヒー
⑤お昼前まで楽しくおしゃべり
⑥さらりと解散
こんな感じです。
これが実に気持ちいい。日曜朝の代々木公園が結構人に溢れているのにも吃驚しました。富ヶ谷から原宿駅にかけてパーキングロットは9割がた埋まっていたように思います。
コロナ明け、いい天気、アウトドアブーム、という要素を勘案してもすごい人気ですね。でも人が動き出したのは本当にいい傾向だと思っています。
アウトドアでコーヒー
実はオートバイ仲間の影響で色々とアイテムを揃え始めています。でもまだあんまり使っていないのですよね。ほんと、インドア派だなー、ぼく。揃えたのは以下のようなものです。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
外で火を使う、というのがアウトドアライフの基本というか、スペシャルな体験の核心なのかなと思い、まず最初に購入しました。これにカセットボンベなどを繋げば火が起こせるというもの。なんともメカメカしいのが萌えます。
SOTO ミニマルワークトップ ST-3107
一緒に購入したのはミニマルワークトップ、まあちっちゃなテーブルですね。これもアルミとスチールでできていて結構質感が高い。上述のST-310をかっちり収められるように設計されていて、それもまた萌える。(笑)
trangia ケトル TR-325
SOTOのバーナーにかけてお湯を沸かすケトルはこちら。trangia(トランギア)の0.6リットルの可愛いケトルです。アルミ製でめちゃ軽い。カタログによれば40グラムしかないらしい。佇まいもちっちゃくて本当に可愛らしい。trangiaはスウェーデンのブランド。さすが北欧、QOL(生活の質)の追求においては一歩先行ってる感あり。
折り畳み式コーヒードリッパー
それとこのクルクルドリッパー。これまた機能性が高いのに、プロダクトの佇まいが可愛らしい。うん、つまりアウトドアアイテムは総じて「可愛らしい」のが特徴なのかな。
これら以外にはもちろんコーヒービーンズやミルも必要。
それに地面に敷くブランケットも揃えなくちゃいけないわけですが、これらは別稿に譲ることにします。それより何より、これらのほとんど、まだ使ってない。生来のインドア派、全くダメじゃん。
YETIへの道
今回の代々木公園での朝活。ぼくは骨折中でバイクの運転ができないため、クルマでご一緒しました。色々運べるはずなのに、先輩たちにコーヒーをご馳走になるためのカップだけを持参しました。それがこいつです。
YETI 10オンス ワインタンブラー
アウトドアでコーヒーを飲むために何らか「器」がいるよな、というのは理解していて、まずは安いのから手を出してみたのです。実は。最初に買ったのはこれ。
CHUMS Camper Mag Cup
チャムスのプラマグです。初のアウトドア用品(?)なので日和って安いのを買いました。800円くらいだったかな。そして女神湖の辺りで一回使っただけで、間違えてコンビニ袋と共に廃棄してしまいました。サイテー。慣れないということもあるけど、ごめんな、チャムス。
その後、買ったのはこれ。
THERMOS 真空断熱マグカップ
サーモスのカップ。Amazonのレビューも多いし、高評価だったので。2000円くらい?でもこれ、ぼくには全く愛せない形でした。
で、YETIです。こちら色々なデザインがある中で、この10オンスのワインタンブラーが丸っこくて可愛い。オートバイの先輩もこれをオススメ。最終的に行き着くのはコレだ、と。お値段は7000円程度とかなり張る。どうしようかなと思ったのも事実。
でもね、
オヤジの遊びに回り道は禁物
なんです。実際、チャムスもサーモスも愛着持てなかったり、失ったりするわけです。
自分が心から愛着を感じられるマスターピースに最初から手をだす
これが幸福になる秘訣だと思うわけです。
使ってみたら大好きになったYETI
今回アウトドアで使ってみたら、昔から使っていたみたいに馴染んで、自分の持ち物として誇らしい気分になれたのが、このYETIのワインタンブラーです。どこが良かったかというと。
- 脚を取ったワイングラスのようなフォルム
- これが実に可愛い
- お尻(底の部分)のアールが実にいい
- 可愛らしさと安定感を両立している
- ステンレスの真空二重構造で保温性がある
- ある程度の重さがあり、それが質感を担保している
- ステンレス製だが塗装面の質感が素晴らしい
- 持った時の感触がステンレスを超えている
- 少しセラミックのような質感
- 色は白を選んだがこれが清潔感、高級感に繋がっている
- 転がっても液体が溢れないような蓋がついている
- 大きさがちょうど良い
- ワインやビールのタンブラーにもなる
ほらほら。結構いい点が多いでしょ。つまりね、こういう風にいいところがたくさん書き出せるようなものをぼくたちは常に選ばなくちゃいけないのですよ。
上記のうち、特にこれはいいなと思ったのは、液体が溢れないように配慮されたフタですね。
このプロダクトを買う人はワイングラスのようなフォルムに惹かれていると思われる。でも底面が曲面だとやっぱり座りが悪い。アウトドアなら尚更。コーヒーなどを溢してしまうと、せっかく気に入って買ったのに「あーあ」となってしまう。
そうならないで愛着を持って使ってもらうためには絶対にこのフタが必要なのです。それがわかっているというのがこのメーカーの美点ということなのですね。
愛着というのは極めて重要。
それが作り出せるかどうかがマスターピースになれるかどうかを分けます。このYETIのワインタンブラーは素晴らしい。ぼくにとって一発で愛着が湧いた優れたプロダクトです。
心底オススメ。