M1 Macminiの弱点
ぼくの現在のメインマシンはM1 Macminiです。2020年12月に購入したので1年と少し。最初はWindowsと併用だったのですが、その後諸々の環境変化を受けてメインマシンに昇格しました。安定していて速いですし、普段仕事で使う分には大きな問題はありません。良いマシンだと思います。
関連の投稿はこちらにを参照してください。
そんなM1 Macminiなのですが、いくつか弱点というか、ユーザーとして困っていることがあります。その弱点について整理すると以下のようになります。
膨大なシステムファイルがSSD容量を食ってしまう
これは正直びっくりするレベル。YouTubeでの動画投稿を始めたのである程度、ハードディスクの容量を気にしなくちゃな、とは思っていたのですが、それを遥かに超えるレベルで空き容量がなくなります。システム環境設定>このマックについて、で確認すると2022年3月頭現在でこんな感じ。
どうです?悲劇的でしょ?
1TBのSSDの空き容量はわずか6.66GB。動画や写真データは外付けのSSD(LaCieと表記されている)に逃しているのでそれほど大きなファイルはないはず。Macintosh HDのグレーの部分はほとんどがシステムファイルでそう簡単には圧縮できないのです。
ウェブで検索してみるとこの問題は結構話題になっている模様です。例えばこんな記事がありました。
Macに表示される「その他」の容量と、それを削除する方法:7つの手順ガイド
2021年になりましたが、MacBookのストレージ容量に関する問題は多く存在します。 1 TBのストレージ – これは2020年にリリースされたMacBook Airのストレージ容量ですが、これでも多くのユーザーは容量が足りないと感じることになるかもしれません。 デバイスを使い続けていくと、ますます多くのコンテンツが蓄積され、キャッシュファイルを生成するアプリを使用していくことになります。
この記事によると、このめちゃでかいグレーの領域は以下のようなファイルで構成されていると記載されています。
- PDFやpsdそしてdocなどのドキュメント資料
- macOSシステムとその一時ファイル
- ユーザーキャッシュ、ブラウザキャッシュ、システムキャッシュなどのキャッシュファイル
- .zipや.dmpなどのディスクイメージとアーカイブファイル
- アプリのプラグインや拡張機能
- その他、macOSの主要なカテゴリーに分類されないものすべて
そんなファイルで1TBも使うかなぁ、と思わせますよね。一番怪しいのは上から2番目の
macOSシステムとその一時ファイル
な気がしますね。
でも何しろ空き容量が6GBしかないので、GoProで撮った動画をクラウドからダウンロードする、なんていう時にまとめて落とすことができないのですよね。小分けにして一つずつ落として、「写真」アプリに読み込んでまたそのファイルを削除してからダウンロード、なんて面倒な作業が必要になるわけです。
ほんと、困ったもんだ。
外付けディスク設置にも問題あり
上述のように、YouTubeに動画を投稿し始めたのでそのファイルがHDを圧迫するであろうことは予想していました。だから外付けのハードディスクを装備したわけです。選んだのはこれ。
チャイナ製の格安SSDです。2TBで1万円強。動画を始め大きなファイルはこちらに逃してあります。目的は達成されているので十分満足しています。
このSSDはUSB-CでM1 Macminiに接続しています。これがちょっと問題なんだよね。というか、それ自体は問題ではないのですが、まあM1 Macminiの背面を見てもらえばわかります。
これね。M1チップはこの初代だとUSB-C/Thunderbortポートが2つしかないんですよね。そして、そのうち一つはDisplay port としてDELL のモニターを接続しているのです。モニター接続の顛末についてはこちらのポストをどうぞ。
M1 Macの解像度を生かすためにHDMIではなく、USB-C/ThunderbortをDisplayport として使っているのです。それに上記の外付けSSDを加えたので、M1 MacminiのUSB-C/Thunderbortポートは全て埋まっていることになります。
この状況でさらにHDの空き容量が6GBということになると、………..想像してみてください。GoProは撮影したファイルをクラウドに保存してくれます。それは便利なのですが、やはり編集作業の際にダウンロードする必要があります。そのダウンロード先を外付け HDにできればいいのですが、それが難しくM1 Macmini本体のHDに一度落とすことになるわけです。
それが大問題なのですよね。
USB-C/Thunderbortポートにもう少し余裕があれば、そこにSDカードリーダーを設置してカードから直接読み込めるようにすれば、「写真」アプリが勝手に外付けHDにデータを吸い上げてくれるので何ら問題ないんですけどね。
この、ポートが足りない問題、がM1 Macを使い続ける上でかなりクリティカルだと思っているわけです。
M2 Macminiの噂あり
この問題、正直かなり頭を悩ませています。マシンを買い替えようかな、と毎日思いくらい。でもM1チップ搭載のMacでは状況は変わりません。困ったなぁ。
そんなことを思っていたら、2022年3月9日にアップルがM2 Macminiを発表するかも知れない、という記事を見つけました。
速報:アップル発表イベントは9日午前2時~。新iPhone SEや「M2」搭載MacBook Proなど新製品予想まとめ – Engadget 日本版
アップルがスペシャルイベントの開催を予告しました。日程は米現地時間で3月8日の午前10時、日本時間では9日の午前2時から。
もうすぐ無くなっちゃうEngadget日本版の記事。(涙)日本時間3月9日の午前2時からのアップルのイベントでは以下のような新製品の発表が予想されるとのこと。
- iPhoneSE3
- 第5世代 iPad Air
- M2 Macbook Pro
- M2 Macmini
おーっと、キタキタ!
ぼくの興味はもちろんM2 Macminiです。こちらに関する記事もありました。
ハイエンドMac miniの予想レンダリング画像が公開。薄くなってMagSafe充電コネクター採用か – Engadget 日本版
Appleシリコンを搭載したハイエンドMac miniが開発中と噂されていますが、その詳細な仕様や予想レンダリング画像が公開されています。
予想レンダリングはこちら。
おーっ、とうとうUSB-C/Thunderbortポートが4つになってる!
これだよ、ぼくが求めていたものは。
こうなれば、GoProやFUJIFILM X-S10で撮影したデータをMacのHDを介さずに直接、「写真」アプリで外付けのHDに流し込めるわけです。
買う。買う買う。絶対買う。
3月9日のアップルの発表が楽しみです。出なかったらどうしよう?