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VANMOOFが気になる
先日、ウェブLEONで桐島ローランド氏がVANMOOFを紹介していました。
VANMOOFとはオランダ発のeBIKEブランドで、
シンプルで構築的なデザインに特徴のある
スタイリッシュな電動バイクを作って提供しています。
withコロナの時代、移動はEバイクが主流になる | ライフスタイル | LEON レオン オフィシャルWebサイト
こんにちは、桐島ローランドです。 久しぶりの連載再開となりますが、この期間中にコロナパンデミックが発生し、文字通り社会は一変しました。 今後も第2波に備えてソーシャルディスタンスは続くでしょうし、時差通勤やリモートワークといった働き方もスタンダードとなっていくでしょう。withコロナの時代では、人との接触を極力抑える方向にシフトしていくと考えられます。 …
桐島ローランド氏、身長185㎝もあるのね。
VANMOOFは現在2種類のプロダクトを展開中。
シティサイクルっぽい小径のX3と
クロスバイクライクな28インチ径のS3の2つ。
イメージ的には気軽に街乗りならX3で
よりスポーツ寄りで使うならS3という感じかな。
マーケティングの仕方は今どきらしく、
すべてウェブで完結。
試乗もウェブ予約で、神宮前3丁目のショールームに赴く仕組み。
ショールームでも実物は買えず、
これまでウェブでポチることになります。
ウェブサイトはこちら。
Outsmart the City with our Electric Bikes | VanMoof
(null)
VANMOOFのショールームは世界各地にあるようですが、
日本はTOKYOだけ。
アドレスは渋谷区神宮前3丁目。
キャットストリート辺り、いわゆる裏原宿?
(おじさんにはよくわからん)
クルマで行くか迷ったけれど、
せっかくなのでTREKのクロスバイクFX1で向かうことに。
その方が乗り味の比較ができるかなと思ったので。
予約時間は13:45なので、13:15に麻布十番のオフィスを出発。
愛育病院から西麻布、青山3丁目を経由してほどなく到着。
30℃に迫る気温だったので、ちょっと汗をかきました。
ショールームは神宮前3丁目
![vanmoof_tokyo_showroom2](https://polyphony.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/C4053724-BE86-46E7-86A1-8698A636A198-580x580.jpeg)
ショールームもヨーロッパ風でスタイリッシュ。
自転車と同じくオシャレな店構え。
予約していることを伝えると、
QRコードを読みこんで、試乗を確認。
誓約書とかその類の手続きはないですが、
どこかに織り込まれているのでしょうね。
試乗時間は約10分。X3とS3をそれぞれ5分程度とのこと。
まずは基本的な構造や扱い方をレクチャーしてもらいます。
ハンドルの左右にボタンが付いていて、
それを押したり、長押ししたりして操作するインターフェース。
トップチューブにLEDによるモニターが設置されていて、
自転車のステータスや設定を確認できる仕様です。
おもしろーい。
セキュリティもIoT的に管理。スマホで施錠、解錠します。
施錠された状態で動かすと、かなり大きな警報音が鳴ります。
もし盗難された場合はGPSで追跡して、
VANMOOF側が探してくれるらしい。
通常使用での盗難の危険性は低いでしょうね。
窃盗団とかに狙われない限り安心できそう。
この仕組みはいいかも。
まずはX3を試す
![vanmoof_x3](https://polyphony.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/CC94C115-0F74-44DF-BF15-BE5131717F70-580x580.jpeg)
さて肝心の試乗、まずはX3。
上の写真を見て頂くと分かる通りカッコ良し。
でもサドルの高さを合わせずにスタートしたことを後悔。
やはり自転車はフィッティング命です。
窮屈なライディングフォームで乗ることになりました。
モーターによるアシストは0から4までの5段階。
4がアシスト量が最大。
時速24キロまでアシストします。
それ以上は人力ということ。
トルクの出方は漕ぎ出し当初が強く、
その後は比較的穏やかになる感じ。
ペダルを踏む労力は予想していたよりも必要です。
坂道は当然楽々。
ギアは4段で自動。
自分ではギアを選べません。
個人的に変速タイミングは感覚にフィットしません。
不自然だし、快適とは言えない感じ。
早めに引き上げて、S3に乗り換えることに。
より自然なのはS3
![vanmoof_s3](https://polyphony.tokyo/wp-content/uploads/2020/07/B8B391C4-D33C-4B8A-85EF-6C03DEFF24E1-580x580.jpeg)
S3はデザイン的にトップチューブを水平にしているので、
普通のクロスバイクよりも足つきが悪くなります。
でも普段のライディングフォームに近いので
何となく安心感がありますね。
普通のクロスバイク感覚で乗れそう。
トルク感はX3より自然に感じる。
モーターの音が飛行機のようで気持ちいいね。
漕ぐ力が必要なアレンジは同じ。
そしてギアチェンジが感覚に合わないのも同じ。
うーん、微妙。
でもどちらが好きかと言えばこちらかなぁ。
だったら自転車でよくない?
ショールームに戻ってスタッフに感想をフィードバック。
やはり「自転車らしさ」を意識した味付けとのこと。
いわゆる電動アシスト付きママチャリは
ペダルの踏力を可能な限り低減する味付けになっていて、
要はクルクル回るチューニング。
その点、このVANMOOFはペダルを漕ぐ楽しさが
自転車の魅力の核心だと考えている。
さすが自転車文化の濃いヨーロッパのメーカーだよね。
でもだからこそ、だったら自転車で良くない?と思ってしまいました。
だって新しさのあるカッコはいいけれど、
車両価格は25万円。
自転車としてのパーツはぼくが乗っている
TREKのクロスバイクFX1の方が上質。
そしてFX1のプライスは45,000円ですからねぇ。
試乗を終えてFX1に乗り換えたら
車重がだいぶ軽いのもありますが(S3は19㎏、FX1は約12㎏です)
踏力も十分に軽く、ぜんぜん楽じゃん、と思ったりして。
もしサンフランシスコに住んでいたら考え変わるかも知れませんが、
東京都心程度の坂ならば普通のスポーツバイクでOKです。
VANMOOFに乗ったからこそ、自転車の魅力を再発見しました。
とはいえ、これはあくまでも個人の感想なので、
興味ある方は試乗予約されることをお薦めします。
もしママチャリ的な自転車に乗っている方は
いきなり電動バイクではなく、
一度スポーツバイクに乗ってみることを強くお薦めします。
もしかしたらそれで十分満足できるかも知れませんよ。