YAMAHA AG03が来た
つい先日ポチった、YAMAHAのオーディオインターフェースAG03。1日で届きました。Amazonありがとう。ぼくがこのAG03に期待していることは、次のようなことでした。
- M1 Macminiから音楽を出力すること
- M1 Macminiにマイクを接続すること
- M1 Macminiに楽器を接続すること
優先順位は1〜3の順。1は単純に、
オーディオインターフェースを噛ませると音が良くなる
というのを試してみたいという動機。
2はX-S10をウェブカメラとして使うのと同時にマイクを繋げて、ウェブミーティングや会議の時の映像と音響のレベルアップを図りたかったのです。
3はおまけ。とりあえず今、オフィスに置いてあるエレピはYAMAHA P-105という最下層のモデルですが、オーディオアウトがあるので、それをAG03に繋げれば、ピアノの弾き語りとか、伴奏を付けてピアノ独奏するとか、遊べるかなと思った、という程度。
導入までの経緯はこちらのポストをどうぞ。
さて実機をじっくりと見てみると、かなりいい。個人的にYAMAHAは好きなんです。なんというか、ブランドの佇まいがいい。上品で高品質、エレガントなイメージを感じますね。
アコースティックギターも1980年代初頭か1970年代後半製造のL-6を持ってました。エレガットもお茶の水ので中古を買って気に入って弾いてました。自宅のメディアレシーバーもYAMAHAです。
それと今、ぼくが一本だけ持っているギターもYAMAHAです。インドネシア工場で作られている、CS-40Jというモデル。JはJuniorで要は子供用の小さなギターです。Amazonでは1万円ちょっと。でもこれが結構いい音がするんです。
現在のお値段は、14069円。少し高くなったけど、安い。実物を弾いてみたらわかります。このCS-40Jについてはまた改めてポストしてみたいと思います。結局、何が言いたかったかというと、
ぼくは、YAMAHAが好き
ということです。日本楽器の方ですが、バイクもHONDAよりYAMAHAが好きだったりします。デザインもそうだし、感覚的な共感性のお話なのですが。
AG03実機チェックとセッティング
繰り返しになりますが、正直、カッコいい。オーディオインターフェースは黒っぽくて手前に向かってジャックがついているものが多いのですが、このYAMAHAのAG03はミキサーのように上面にジャックやボリューム、フェーダーが付いているのです。これがメカメカしくてカッコいいんですよね。
さてすぐさまセッティングです。説明書が付属していますが、まずは適当に勘で接続してみて、ダメならマニュアルを読む。それが通常のぼくのスタイルなので、そのまま進めます。
まずはAG03とMacminiをUSBで接続
本体にUSBケーブルが付属していますので、それを使って接続します。AG03の本体はオフホワイトなのでUSBケーブルも同色。最近あまり見ないホワイト系のケーブルが新鮮。本体側はUSB-TybeBでMacmini側がUSB-TypeAになっているケーブルですね。
AUDIO MIDI設定でAG03/06を選択
WindowsPCの場合はドライバをダウンロードする必要がありますが、Macの場合は設定だけでOKです。M1 MacminiのOSは11.1BigSurなのでちゃんと動くかどうかドキドキでした。
アプリケーション>ユーティリティ>AUDIO MIDI設定
AUDIO MIDI設定をダブルクリックして開くと、現在接続されているオーディオデバイスが表示されています。ぼくの場合は、
DELL U3011(モニタ)
外部ヘッドフォン
Macminiのスピーカー
の3つが表示されていました。ここで、AG03のスイッチをONにします。するとしばらくして上記のリストに、
AG06/AG03
が追加で表示されました。ここでAG06/AG03を選択して、右クリック。
このサウンド入力装置を使用
を選べばOKです。これでM1 MacminiとAG03が接続されました。
詳しくはYAMAHAのサイトにありますので、リンクを貼っておきますね。
ヤマハ | コンピューターとつなげる (Mac) – ウェブキャスティングミキサー
2.オーディオウィンドウの左側のリストから「AG06/AG03」を選びます。 オーディオ装置画面が表示されていない場合は、メニューの「ウィンドウ」>「オーディオウィンドウを表示」を選ぶと表示されます。
モニタヘッドフォンかスピーカーを接続
モニターヘッドフォンジャックは右上にあります。標準ジャックです。この辺りがMONITOR OUTのエリア。フォンケーブルを介してアクティブスピーカーを常時接続も可能。モニターの音量はヘッドフォンとスピーカー別々にコントロールできるので、将来的にはここにアクティブスピーカーを繋ぎたいですね。
真ん中くらいにHEADSETのアウトプットジャックがあり、ここはステレオミニプラグで接続可能。後でここにはBOSEのPC Companion2を接続してみます。
まずは右上のヘッドフォンジャックにYAMAHAのモニタヘッドフォンを繋いで、PCからの音量を上げ、さらにモニターヘッドフォンの音量を上げてみました。
AG03経由の再生品質は高い
さて初めて聴く、YAMAHA AG03経由でのAppleMusicの音。音源はやっぱりこれを選びました。
何しろ今、ぼくが一番気に入っている音源だし。ピアノの練習もしてるしね。
さて聴こえてきた音はというと。
素晴らしい
正直、びっくりした。こんなにいい音が録音されていたとは。まあ上記のポストにも書きましたが、音楽の聴き方が変わってきた昨今、聴き流しレベルだとどんな音作りがされているか、あまりわからないものです。ヘッドフォンでちゃんと聴くというのがいかに必要か感じましたね。
ピアノのタッチ、左手の和音の響き、右手で弾かれる高音のニュアンス。素晴らしい。さらにモニタスピーカーで聴き流しているときには全くわからなかったのが、アレクシス・フレンチのペダリングに伴う音が聴こえることでした。
こりゃ、すごい
オーディオインターフェース、音楽好きなのに使っていない人は一日も早く導入したほうがいい。もちろん、デジタルアナログコンバーター(DAC)でもいいんだけれど。MacやPCのミニジャックから直接アクティブスピーカーに入れている人も多いと思うけど、騙されたと思って試してみてください。音楽を聴く楽しさが戻ってきますよ。自分のプレイリストを今一度、端からチェックしたくなります。
ぼくはAG03の追加機能、つまりマイクからの入力やウェブキャスティング機能もスコープに入れて選びました。だから、オーディオ出力の品質だけで選べばもっといい音がする機材はあるはず。
そう思うといい音で聴く可能性はまだまだ深く広く広がっているわけです。高級オーディオを卒業して、デジタルオーディオは「まあこんなもんでしょう?」とたかを括っていましたが、こちらも底無し沼の気配。気をつけなきゃいけませんね。(笑)
マイクも繋いでみた
AppleMusicの再生だけでも十分元が取れているのですが、他にも色々と遊ぶための玩具を用意しました。まずはコンデンサマイク。
これはAmazon限定品のMaranzのMPM-1000をチョイス。6000円でそこそこ以上の品質が手に入ると評価の高いマイクです。
実際届いた実機は結構重量感あります。ミニ三脚とホルダー、XLRケーブル、それにウィンドージャマーが付いて6000円。安い。このマイクをAG03のCH1(チャンネル1)に接続。ゲインとフェーダーで適当に調整すると、それがモニタヘッドフォンに出力されます。
さらにコンプレッサーとリバーブ(エコー)のエフェクトが使える。面白ーい。大昔に深夜放送を聞いていた時の感覚。自分の声にエコーかけて、バカバカしい言葉を行ってみたりするのが楽しいですねぇ。
取りあえず、音楽を聴きながら、その音楽の聴きどころを解説していくようなラジオもしくは動画コンテンツは作れそうな気がしてきました。YouTube動画は若者が先行していてオヤジにはレッドオーシャンだと、岡田斗司夫が発言していて、さもありなんと思ったので、もしかするとラジオとかポッドキャストの方がいいかも知れません。
エレピも繋いでみた
ぼくは現在ピアノ教室に通っており、本当はアコースティックピアノが欲しいのですが、オフィスの環境ということもあり、まずは安いYAMAHAのエレピを弾いています。これ。
ヤマハ | P-105 – Pシリーズ – 特長
ヤマハの曲データ(MIDI)ダウンロード販売サイト「ヤマハミュージックデータショップ」で、楽器でご利用いただける曲データを1曲単位で購入することができます。 ピアノの響きを生かしたリスニング用データで、ジャズ、クラシック楽曲等を楽しめます! また、ピアノ演奏用ソロデータを使って、データに対応した楽譜を見ながら右手/左手別々に練習することもできます。 …
Amazonで約3万円。奥様のエカテリーナ2世様が買ってくれました。ありがとう、エカテリーナ2世様。購入経緯などは過去の投稿をどうぞ。
このP-105はモノラルラインアウトがL/Rの2つあるので、フォンケーブルを2本購入して、これをAG03のキーボード入力端子に接続。購入したのはHONG KONGのUGREENというケーブルメーカーのもの。2mで1300円くらい。
こちらはCH2(チャンネル2)となります。CH2にはギターも接続可能。ギターかキーボードを切り替えて使います。
ギター繋ぎてえ
すっかり音楽脳になってしまったぼく。エレアコが欲しくてたまりません。やばいぞ、これは。
ひとまずMacからラインアウトされているAppleMusicの音源とキーボードの音源をミックスして、ヘッドフォンで聴きながらエレピを弾いてみました。もちろん、練習中のアレクシス・フレンチのMomentsが題材です。
気持ちいい
これはやばい。AppleMusicに乗せてピアノを弾ける。しかもかなりいい音で。これまでは単純にスピーカーから出る音を聴きながら、ピアノを合わせるしかなかったわけです。
しかも、このP-105の外部出力用のスピーカーはかなり音が悪いので、タッチもイマイチな上に音も悪く、それが練習のモチベーションを下げていたともいえます。
こりゃ、すげえ
こんな感じで音が聴けるなら、練習も少し楽しくなりそう。これは嬉しい効果といえそうです。
AG03最高。エレアコ探しの旅へ。
ということで発注からわずか3日でぼくの音楽熱は最高に高まってしまいました。やばい。音楽再生だけでもかなりいい感じ。今日はHomepod miniのステレオ環境と聞き比べしました。
厳密に言えば、Homepod miniの方がいい。でもAG03を介してBOSE PC Companion2から出力される音もまた十分に聴けるのです。すばらしい。嬉しい。もう幸福。
さて次なる課題はやはりギターの購入になりそうです。思えば、2015年の年末に売却してしまったTakamineのエレアコ。生音はイマイチだったので、ライブをしなくなって、すっかりエレアコとして使っていなかったので惜しむことなく売ってしまいましたが、あの時この環境があったら売っていなかったかも。
今度はAG03に接続して、ラインで音を最適化できる入力用のエレアコとして手頃なものを物色しようと思います。今回のAG03導入ですっかりYAMAHA熱が高まってしまったということもあり、YAMAHAのエレアコを探そうと思っています。
ターゲットはこの辺り。
YAMAHA APX-600はミドルレンジ。定価43000円が、38900円。Amazon恐るべし。
でもやっぱり楽器は弾いてみなくちゃね。近いうちにお茶の水界隈に探検に出かけようと思っています。程度のいい中古でハイグレードなエレアコが手に入るかも知れませんから。
それとモニタースピーカーを常時接続したいんですよね。BOSEのPC Companion2はステレオミニジャックなので、ヘッドセットのジャックに挿します。するとヘッドフォンジャックへの出力がヘッドセットに切り替わる仕様なんです。
つまりモニタースピーカーとしてBOSE PC Componion2を使う場合、ヘッドフォンを使うときにはプラグを抜かなくてはならないのですよね。これがちょっと面倒、というか、いけてない。
なのでAG03が求めるフォンケーブルで接続可能なアクティブスピーカーを購入して、そちらをモニターにしたいなと思い始めたわけです。ターゲットはやっぱりこの辺り。YAMAHAのHS5です。ペアで28050円と比較的安いし。
とまあすっかりAG03を契機にYAMAHAワールドにハマっています。でも楽しい。ぼくはこういうことを一人でやっているのが本当に好きなんですよね。そしてその時間をどうでもいい人たちとの交流よりも大事にしたいのです。
わがままかなぁ。
でも一人で遊んでいて幸福を感じられるのだからいいよね。当分はAG03とその周辺機器で楽しみます。最後にこの楽しい世界の扉を開いてくれた、YAMAHA AG03へのAmazonのリンクを再掲。これマジで楽しい。興味ある人はすぐ買った方がいい。
年末年始は時間もあるし、楽しみです。
初めまして。AG03に関する記事を検索してこの記事に辿り着きました。
AG03で出来ることや、楽しみがとても良く伝わってきました。
私もAG03を買ってみたいと思います!
IGARYUさん、コメントありがとうございます。
AG03の情報検索から当ブログメディアPOLYPHONYを見つけて頂き
感謝です。
AG03はインターネットLIVEを行う方などからは賛否あるようですが、
当方が書いたような使い方ならば十分かと思います。
ぜひこの楽しさを体験してください!
また遊びに来てくださいね。
YouTubeでもオートバイの話を中心に動画配信しています。
よろしければご覧ください。
そしていいなとお思いになりましたら、
ぜひチャンネル登録をお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UC1NEt-oj1v9F_kWVbZfUSwg
野良猫教授こと海野裕