大型免許が欲しいわけではない
2020年もあと数日。今年は色々ありましたねぇ。その中でトピックの一つは二十数年ぶりにオートバイを買ったことです。その前に、7月に普通免許を取得して、11月末にBMW G310Rを納車しました。
56歳のオヤジにとって、これだけでも立派な事件です。まだBMW G310Rは購入してから300キロくらいしか乗っていないのですが、すでに十分楽しめています。来年は暖かくなったらもっと乗ってあげたいなぁ。
大型免許には興味はあります。でも大型免許取って、何に乗りたいの?というのが、ぼくの中で重要な問いなんですよね。 G310Rを乗りこなしていないのに、一体どんな大型バイクに乗るイメージを持てるのか、ぼくにはわかりません。
正直、欲しいバイクあるいは乗りたいバイクがあるから大型免許を取るのだと思うのですよね。そういう意味では、ぼくはこれまでどうしてもこのバイクに乗りたい、と思うような大型バイクが思いつかなかったのです。
ハスクバーナには憧れがある
いや、それは少し違っていました。一台だけ、ぼくが乗ってみたいなと思ったバイクがありました。これがこれです。元記事はこちら。
「Husqvarna VITPILEN701(ハスクバーナ・ヴィットピレン701)」~おかえりなさい、ビッグシングル~【R/C インプレッション archives】 | RIDERS CLUB
2015年にコンセプトモデルとして登場し、市販化が期待されていたヴィットピレン701。2018年、その量産モデルがついに正式に発表され、スペインにて試乗会が開催された。パワー、車重、車格、ハンドリング、デザイン。そのすべてが理想のビッグシングルだった。 …
HusqvarnaのVitpilen701です。いやー、カッコいい。バイクに興味を持たせてくれたのはBMW G310Rでしたが、50代になって「お、これいいな、乗ってみたい!」と思わせてくれたのは、Vitpilen701でした。
↑これがHusqvarnaのVitpilen701。昔懐かしい「オートバイ」の印象を残しつつ、シートからリアにかけての造形は新しい。リアライトとウィンカー、ナンバープレートはリアのホイールハブから伸びていて、スッキリ。さらにフェンダーレスでテールもスッキリ。
こんな感じにスッキリとモダンなのに、全体のフォルムは昔っぽいネイキッドバイクのそれ。さらにタンクの造形も独特で美しい。このバイクは唯一無二の美しさを持っていると思うんですよね。
エンジンは693ccのシングル。それもまた、 G310Rという313ccのシングルを選んだユーザーとしてソソられるポイントでもあります。ぼんやりとですが、 G310Rの次にはヴィットピレン701に乗れたらな、と思っている自分がいます。
↑の写真は2019年モデル。2020年はカラーリングが変わってちょっと欲しい気持ちがダウン。さらにキャストホイールからスポークに変わったのも嫌。
現在の路線が続くなら、もしもHusqvarna Vitpilen701に乗るなら程度の良い中古車を探すことになりそうです。
トライアンフのニューモデルがいい
そんな感じで今はまだ乗り始めたばかりのBMW G310Rが一番いいと思っているぼく。でもちょいちょい、欲しいバイクも目に入ってきます。その筆頭は、先述の通りHusqvarnaのVitpilen701ですが、ここに新星が割って入ってきました。
Triumph Trident 660
がそれです。
英国車。
ぼくはクルマなら「英国車が似合いそう」とよく言われてきました。実感はありませんし、これまではほぼドイツ車ばかりを乗り継いでいます。
でもこのTriumphの新型車、Trident660はかなりいい。そう思うんですよね。まあ、どんなバイクか、見てみてください。
まずはそのスタイリング。カッコいい。
やっぱりぼくの好みはこんな感じなのかな。
ネイキッドのオートバイらしいスタイリング。
フェンダーレスのスッキリしたリア。
ナンバープレート、ウィンカーはリアのハブマウント。
このバイクは乗りやすそう。タンクとシートの造形から想像するに、極めてニーグリップしやすそうなオーソドックスなバイクという感じ。
660ccの3気筒エンジン。2気筒と4気筒のいいとこ取りと言われるトライアンフの3気筒。惹かれますね。単気筒の G310Rとは段違いの気持ちいい音がするはず。それだけでも乗ってみたい。
もしTriumph Trident 660を買うなら
BMW G310Rは大まかに言えば「ネイキッドのストリートファイター」というカテゴリーに属しています。ぼくは基本的にそういうカテゴリーが好きなのかも知れません。
Triumph Trident660も同じカテゴリーのバイク。同じカテゴリーのバイクに乗るメリットとしては次のようなことが考えられます。
- ヘルメットが流用できる
- ジャケットなどが流用できる
- ブーツなどが流用できる
当たり前か。
でももしもストリートファイター系のバイクから、アドベンチャー系に行ったり、レーサー系に行ったりしたら、ヘルメットやジャケット、ブーツなど、ライディングアパレルのスタイルを変えなくてはならないかも。
その点で、BMW G310RからTriumph Trident660への乗り換えなら、スタイルは固定したままでOKです。同じことはHusqvarnaのVitpilen701への乗り換えでも言えそう。未来のことはわかりませんが、ぼくはずっとこんなスタイルで行くのかも知れないな。
Trident 660のスタイリングはイタリア人のデザイナーが手がけているようです。それもあってか、エレガントでありながらタンクの形状などは少しエロティックなラインも引かれているように思いますね。
カラーリングは正直言えば「どストライク」ではないんです。もうちょっとシンプルなのが好み。英国車であることは分かるのだから、ユニオンジャックの一部をモチーフに使うのとかが好みじゃありません。
まあこの辺りはイヤーモデルごとに変わっていくと思うので、どこかのタイミングで好みのものが出てくることを期待しましょう。
Trident 660のカラーリングは以下の4つ。ぼくなら一番シンプルなSapphire Blackを選びます。↓これ。
Triumph Trident 660のお値段は、979,000円。100万円を切る価格で提供されています。ちなみにBMW G310Rは313ccの単気筒で、623,000円。660ccの3気筒で979,000円はかなりリーズナブルな印象です。
さてぼくは来年、大型免許を取るのでしょうか。そしてはたまたTrident 660のような大型バイクを購入することがあるのでしょうか。未来のことは誰にもわかりません。
現在言えるのは、
まずBMW G310Rに乗りながら、バイクのことを理解していく
のだろう、ということ。その先に答えは自ずと見えてくる。そう思います。