ヘルスケアデバイスとしてのアップルウォッチの魅力
以前、ヘルスケアデバイスとしてのアップルウォッチの可能性について書きました。でもこのデバイスの良さは何度でも書いちゃうぞ。(笑)
ぼくは機械式腕時計が好きでした。正直、かなり好きでした。特に好きだったのはIWCとPANERAIでした。ROLEXは持っていましたが、いまひとつ好きになれませんでした。
それはクルマも同じで、メルセデスは何度も買いましたが、ぜんぜん好きになれませんでした。唯一、ポルシェ911に乗っていたときだけ、メルセデスが癒しになったことはありますが。
そんなぼくは、現在アップルウォッチユーザーです。Series2を初購入し、後日Series4のステンレスケースに買い替えて使っています。最新型はSeries5ですね。(記述当時。現在はSeries6になっています。)
Apple Watch Series 5
常時表示Retinaディスプレイを搭載し、いつでも文字盤が見えるようになったApple Watch Series 5。健康管理に、フィットネス、そしてみんなとつながっているために、あなたのそばで活躍します。
アップルウォッチを使うようになってから、持っていた機械式時計はすべて売却してしまいました。ドレスウォッチを手放したのは少し惜しい気もしますが、
With COVID-19でハレの場もなくなった今、実際必要ないもんね。
アップルウォッチが不可欠な存在になったのは、ぼくの年齢が50代に達したという理由もあります。このデバイスは心拍をモニターすることで、ユーザーのヘルスケアをサポートする機能を持っています。
Series4からは日本国内では認可されていないものの心電図をモニタできます。Series5ではさらにヘルスケアデバイスのコンセプトが明確になったと理解しています。
アップルウォッチで睡眠の質をモニタしよう
ぼくは大病はしていないものの、実は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という既往症があります。「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは、睡眠中に大きなイビキをかいたり、呼吸が数秒から数分止まったりする病気で気道が狭くなることが原因と言われています。
ぼくは肥満というほど太ってはいないので、体質なのかも知れません。しかしこの病気があると、心筋梗塞や糖尿病その他の合併症での死亡率が上がるそうです。また日中に強烈な睡魔に襲われることもあるといいます。クルマやバイクの運転中には危険ですよね。
ぼくの場合は、幸いそれほど酷い自覚症状はないのですが、寝るときには呼吸を助けて気道を確保するCPAPという治療用のデバイスを使用しています。このデバイスは鼻から強風を喉に送って気道を確保するというコンセプトのものです。
最初は強風の中で寝るようなものですから辛くて泣きそうでした。何度もCPAPを外したいと思ったものです。そんな辛いものでも、慣れてくるから不思議。人間ってすごい。
さらにこのCPAPをしているときとしていないときで、睡眠の質が大きく違うことがわかってからは苦しくともほぼ毎日しっかりと使えるようになりました。そう、ここでアップルウォッチの登場です。
睡眠の質を可視化してくれたのが、
他ならぬアップルウォッチだったのです。
睡眠の質を見える化するならAutosleepがお薦め
アップウォッチにはAutosleepという優秀なアプリがあります。有料(¥490)ですが、その価値は大です。睡眠の量と質を正確にトラッキングしてくれます。
AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します
Apple Watchを使って自動であなたの睡眠を追跡します。ボタンを押すこともApple Watchにアプリを入れる必要もありません。 AutoSleepについて —————– 進化したヒューリスティックを使うことでAutoSleepはあなたがどのくらいの睡眠を取ったかを測定します。あなたは何もする必要がありません。 …
アップルウォッチとAutosleepがないときはただ0時に寝て7時に起きたから7時間寝た、と思っていたわけですが、実際にはそれほど単純ではないことがわかります。
ベッドに入ってから睡眠に入るまでのタイムラグ、睡眠の中で良質な睡眠が取れているか、さらに深い睡眠が取れているか、Autosleepは3段階で睡眠をモニタリングし、100点満点で評価してくれます。
これによってCPAPをしているときの方が、しっかりとよく眠れていることが明らかになったのです。それ以来、ぼくはアップルウォッチを充電しているとき以外、本当に肌身離さずに着けています。
アップルウォッチはいいぞ
最初はお試し気分でアルミケースを購入したのですが、肌身離さず着けるようになってからSeries4のステンレスケースを購入しました。ステンレスケースなら、時計に近いモノとしての充実度を感じることができます。
さらに比較的高級な革ベルトなどを選べば、10~20万円程度の機械式時計に匹敵する存在感は確保できるでしょう
アップルウォッチはぼくのように何等かの健康上の理由、あるいは身体や睡眠の状況を見える化したいというニーズのある人にはピッタリのデバイスです。
機械式時計の機能をほぼ失わずに、機械式時計では想像もできない機能を提供してくれます。
さらによいのは
アップルウォッチはクラスレスなデバイス
だということ。
機械式時計は強烈なヒエラルキーがあるので、どんなにいい時計を買っても完全に満足することはできません。その無限ループから降りることができるのは、アップルウォッチを選ぶ大きな理由のひとつと言えると思います。
アップルウォッチ、いいぞ。
50代のオヤジは全員買った方がいい。
このポストにはオートスリープについてもう少し詳しく書いた続編があります。よろしければこちらもどうぞ。