GADGET

初代GRデジタルは今でも全然使える!旧いカメラを見直そう。

投稿日:2020年6月28日 更新日:

旧いデジカメは結構埋もれている

デジタルカメラは日進月歩、毎年改善されて
性能アップしていきます。
データだけを見ると最新版が最強で間違いない。
でも実際に使用して、そのリターンを考えた場合、
必ずしも最新である必要はなかったりします。

ぼくも人後に落ちないガジェット好きなので、
どうしても新しいものに手を出しがちですが
ことカメラに関しては、最近、少し立ち止まって
昔使っていたモデルを再活用してみたくなりました。
オフィスのクローゼットに眠っていたのは、

リコーのGRデジタル(初代)

ricoh_gr_digital2005

それと、同じく、

リコーのGX200

ricoh_gx200

です。

前者は2005年のモデル。後者でも2008年ですから、
いずれも10数年以上昔のデジタルカメラということになります。

デジタルカメラの性能を決めるもの

デジタルカメラの性能は、

①レンズ
②センサー
③画像エンジン
④操作系
⑤Wifi等の連携機能

から成っています。

これ以外にデザインやブランド価値などがありますが、
機能的価値に絞ってみれば上記5つと言っていいでしょう。

新しい機種は②のセンサーサイズと③の画像エンジン、
さらに⑤の連携機能で優位です。

リコーで言えば最新のGR3はAPS-Cサイズのセンサー。
SONYのRX100シリーズは1.0型です。
CANONの一眼レフの上位機種はフルサイズ。
ミドルレンジ以下はAPS-C。
GRデジタル(初代)とGX200のセンサーは1/1.7型。

センサーは大きいほど高精細な画像を処理することができます。
だからここにおいては旧いカメラは圧倒的に劣ります。

参考になる個人の方のブログがあるので、
リンクを貼っておきましょう。

③の画像エンジンも世代が旧いと格段に性能が落ちます。
これはiPhoneなどのスマホを想像してもらえれば、
性能の差異がわかりやすいかも知れません。
iPhoneの登場は2007年。現在のiPhone11との間には
13年の隔たりがあります。
しかし撮れる写真のレベルはそれこそ天地の差。

その差を作っているのはレンズ性能ではなく、
CPUの性能差による画像処理というわけです。

今回の旧いデジタルカメラに話を戻しましょう。
②センサーサイズと③画像エンジンでは圧倒的に劣る、
旧いリコーのカメラ。

でも①のレンズは定評あるGRレンズであり、
この点は最新のGR3との差はそれほど大きくないと言えます。

また④の操作系もリコー伝統のシンプルなもので、
こちらも大差ないと言っちゃいましょう。

SDカードリーダーが重要

そして⑤の連携機能ですが、
これは使い方次第でまったく問題になりません。
ぼくはGRデジタルとGX200のSDカードを
アップル純正のSDカードリーダーを介して、
iPadProに取り込んでから、
Lightroomで加工しています。
このやり方であればWifiは不要ですし、
取り込みスピードも爆速なので
ほとんどノーストレス。
お薦めです。

↓下の画像がアマゾンのリンクになっています。

つまり最後はアウトプットされる写真の違い。
最大の変数はカメラマンの腕。
GRデジタルについていえば、有効画素数は813万画素であり、
最新のGR3の2424万画素の約3分の1の精細度。

でも使用する場面がウェブサイトであれば
それほど大きな差異にはならない気もします。

ということでGRデジタルとGX200を
このpolyphonyのメインカメラとして
当分は写真を撮っていきたいと思います。

GRデジタルで少し撮ってみた作例ですが、
十分じゃないでしょうか。

shiodome_shot_by_grdigital

-GADGET
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

FUJIFILM

これは要チェック!FUJIFILM Imaging Plaza東京に行ってきたよ。

Contents レンズの修理の相談になんとか修理してもらえそうレンタルサービスに感心したレンズの修理の相談に 先日、初の撮影の際に落としてしまったXC15-45㎜F3.5-5.6 OIS PZを早速 …

地味な高品質。IWCが好きなんです。

Contents 地味な高品質に惹かれるIWCとの出会いポルトギーゼクロノグラフスピットファイアIWCの世界観地味な高品質に惹かれる ぼくの好きな時計と言えば、まずはPANERAIです。次いでIWC。 …

愛着をデザインするとは?FUJIFILM X-A7が愛せる訳を考える。

Contents デザインは難しい愛着をデザインする、という考え方X-A7のデザインロゴタイプスイッチ類の質感とクリック感手触り重さ(質量)と大きさのバランスデザインは難しい カメラ、スマホ、バイク、 …

ペン先の跳ねる感じがなくなって、かなりいいかも知れない。ApplePencil用の替え芯を購入してみた。

Contents iPad Proの美点Apple Pencilのちょっと残念な点ペン先を交換するという新発想早速装着して使ってみたiPad Proの美点 ぼくはiPad Pro12.9インチを愛用し …

ブルーを予約するもブラックも気になる。iPhone12 miniのカラー選択問題。

Contents ぼくが予約したのはブルーブラックもよく見えるでもやっぱりブルーを買うことにしますぼくが予約したのはブルー 先日のポストでぼくがiPhoneを購入するのは偶数世代のタイミングであること …