着々と環境整備が進むも弱点が一つ
昨年からほぼ1年間に亘って、パーソナルメディアのコンテンツ制作を頑張ってきました。現段階ではテキストと静止画中心のコンテンツ制作ですが、これからは映像と音声を使って、もっと楽しめるコンテンツを制作していきたいな、と思っています。
様々な機材を揃えてきましたが、その中でもステップアップするためのきっかけとなるのは以下の3つの機材だと思っています。
- M1 Macmini
- FUJIFILM X-S10
- YAMAHA AG03
そう、つい最近入手した3つです。
M1 Macminiは様々なメディアを統合する母艦として機能してもらいます。高速チップと16GBのユニファイドメモリは当面ぼくがやりたいことはスムースにこなしてくれるはず。
FUJIFILM X-S10は雰囲気のある、いわゆる「エモい」動画やスチルを制作するためのもの。今後考えているYouTube動画などは、このカメラをベースに良い動画を撮影できればと思っています。奥様に献上したX-A7も併用したいと思っています。
YAMAHA AG03は特に音楽を「やってみた」系で展開するときには有用だと思っています。またコンテンツにBGMなどを載せたりするのも簡単にできそうなのでそれも楽しみ。
という感じで着々と環境整備は進んでおり、あとはコンテンツを企画して、撮影・編集するのみという状況。もう言い訳は許されませんので、頑張りたいと思います。
一方でこの環境に一つだけ課題があるのです。それは、
M1 Macminiに接続するウェブカメラがない
ということです。
FUJIFILM WEBCAMが機能しない
M1 Macminiにウェブカメラをつけるのはそんなに難しくはありません。そこいらで売っているのを買ってきて、USB接続すればいい。例えば、こんなの。
これはロジクールのC920nというモデル。割と高画質で画角も広く、使いやすそう。お値段は7000円強とまずまず高い。(Amazonで商品を見る)
こちらは同じロジクールのもっと安い製品C505です。画角は狭く、画質もそれなり。ノートPCの内蔵カメラよリはいいというレベル。(Amazonで商品を見る)実はこのC505は実機をヨドバシカメラで手に取るところまでは行ったのですが、レジに進まずに棚に返してきちゃいました。
なぜならもっと素晴らしい選択肢があるから、です。ぼくが所有している富士フイルムのミラーレス一眼X-S10は、富士フイルムの専用ソフトを介してMacやPCに接続すればウェブカメラとして使えるはずだからです。
FUJIFILM X Webcam | Software | FUJIFILM Digital Camera X Series & GFX – USA
This website uses cookies. By using the site you are agreeing to our Privacy Policy. Windows Version: Ver.2.0 Last Updated: 09.17.2020 Mac Version: Ver.2.0 Last Updated: 09.17.2020 This software is to install the “FUJIFILM X Webcam” to your PC. By connecting your PC to your camera via a USB cable, set up easily a web conference with high image quality.
この専用ソフト、FUJIFILM X Webcam、もちろんダウンロードしてあります。説明としてはこんなことが書いてあります。
「FUJIFILM X Webcam」は、パソコンとカメラをUSBケーブルで接続することで、手軽に高画質なオンラインミーティングを設営することが可能です。また、当社独自の多彩な色調を可能とする「フィルムシミュレーション」を使用でき、高機能デジタルカメラならではの描写でオンラインミーティングを行えます。
FUJIFILM X Webcamの説明ページから
X-S10をウェブカメラとして利用できれば、↑の方にあるロジクールのウェブカメラとは全く別次元の高画質でウェブ会議ができます。もちろん、YouTubeのライブ配信などのクオリティも爆上がりするのは確実です。
いつも拝見させて頂いている若いYouTuberさんもこんな感じで紹介しています。実に簡単だというお話。
なのでX-S10を購入し、さらにM1 Macminiを導入したのち、ぼくは勇んでこの2つの接続を試みたわけです。ところが。
FUJIFILM X Webcamは現段階でBig Surに対応していない
ということがわかりました。
ぼくには珍しくマニュアルを読みつつ、X-S10をM1 MacminiにUSB接続してみたものの、どうやらMacがカメラを認識してくれないのですね。もしやと思ってFUJIFILMのサイトを見るとこんなお知らせが掲出されていました。
Notice of Application Software Used with “macOS 11.0 Big Sur” | ニュース | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
This website uses cookies. By using the site you are agreeing to our Privacy Policy. 2020年12月10日更新 2020年11月25日更新 2020年11月16日 富士フイルム株式会社 平素は富士フイルム製品をご愛顧賜りまして厚くお礼申し上げます。 このたび、Apple社よりリリースされました「macOS 11.0 Big Sur」を搭載したパソコンと、当社アプリケーションソフトウエアとの動作確認を行った結果、以下のアプリケーションソフトにおきましては、下表に記載した症状が確認されました。 この問題に対し、アプリケーションソフトウエアの修正を行い、順次提供を予定しています。 つきましては、「macOS 11.0 Big Sur」へのアップデートを予定されている方は、上記の修正までは以下アプリケーションソフトをご利用の場合、下記の症状があることを予めご承知おきください。 お客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解いいただきますようお願いいたします。 【対象アプリケーションソフト】 ・FUJIFILM Pixel Shift Combinerインストールソフトウエア(Mac:Ver.1.0.0) ・FUJIFILM X RAW STUDIOインストールソフトウエア (Mac:Ver.1.11.0以下) ・FUJIFILM X Acquireインストールソフトウエア (Mac:Ver.1.16.0以下) ・FUJIFILM X Webcamインストールソフトウエア (Mac:Ver.2.0以下) ・Adobe® Photoshop® Lightroom® Classic CC / 6 用GFXカメラ専用テザー撮影プラグイン ”FUJIFILM Tether Plugin PRO for GFX” (Mac:Ver.
【「macOS 11.0 Big Sur」搭載のPC環境下で発生する症状】
2020.11.16リリース(最終更新2020.12.10)
上記のアプリケーションソフトを起動した場合、カメラを認識しない場合があります。また、正常に接続後もカメラがオートパワーオフしたときにカメラの電源を入れ直してもカメラを認識しない場合があります。
あらら。
M1 MacminiのOSはBig Sur。FUJIFILM X Webcamは2021.1.13段階でまだこれに対応できておらず、カメラを認識しない場合がある、というのです。これ多分「場合がある」じゃなくて「認識しない」と書いたほうがいいように思いますけどね。
これがわかってから毎日富士フイルムのパージを確認していますが、本日に至るまでこの問題は解決していません。困った。というわけでタイトルにある通り、ぼくの目下の一番の悩みは、
X-S10がウェブカメラ化できない
ということなのです。
新しい機材も目に入ってきた
さてどうしよう。
これまでクライアントとのウェブ会議は結構カメラをオフにして進むものが多く、あまりウェブカメラの必要性を強く感じることはなかったのですよね。どうしてもという時はiPad Proで対応していました。
でもiPad Proのカメラの画角が現在の設置方法だとベストとは言えないし、イマイチ画質も悪いけれど、たまにしか使わないし、まあいいか、と思って妥協してきたのです。
ところが今年になってからはカメラをオンにして行われるウェブ会議が増え始め、こりゃ真面目にウェブカメラ設定するか、でもFUJIFILM X WebcamでX-S10を接続すれば万事解決だよね、と思っていたのですけどね。
今後の選択肢は以下を想定しています。
- 今まで通りiPad Proで対応する
- ロジクール等のウェブカメラを購入する
- FUJIFILM X WebcamがBig Surに対応するのを待つ
- ビデオスイッチャーを購入する
今まで通りiPad Proで対応する
一番何も考えない対応。でもカメラ品質は結構低いのと、せっかくYAMAHA AG03とマランツMPM-1000で音声の品質が上がったMacmini環境が生かせないのは悲しい。
ロジクール等のウェブカメラを購入する
一番簡単に「とりあえず」の環境を構築可能。投資金額は3000円〜10000円程度になりそう。でもFUJIFILM X WebcamがBig Surに対応した瞬間に不用品になるのが見えているので躊躇する。
FUJIFILM X WebcamがBig Surに対応するのを待つ
まあ、一番賢明と思われる選択肢。ただいつ対応してもらえるのかわからないままただ待つのもストレスフル。そうこうしているうちにも、カメラを必要とするウェブ会議が入るので、それもストレス。
ビデオスイッチャーを購入する
悩みつつ色々検索していて発見したオプション。こんなのあったのね。MacminiとUSBで接続すると、このスイッチャー自体をウェブカメラとして認識。さらにスイッチャーにはHDMIで4台までカメラを接続可能。で、スイッチャーなので、この4台のカメラを切り替えてPCに出力できる、という代物。
BlackMagic DesignのATEM Miniです。Amazonでは37000円くらい。(Amazonで商品を見る)
これは素晴らしいんじゃないの?ガジェット好きのインサイトにズバリと刺さってきます。今後のことを考えるとカメラを複数台使って撮影する必要性が出てくるのは確実。その場合、X-S10とX-A7で寄りと引きを設定して切り替えて使う、というようなシーンは容易に想像できます。
ロジクールのウェブカメラに10000円出すのは捨て金になりそうだけど、ビデオスイッチャーを買うのは投資になり得るし、今後の動画撮影のレベルも上がりそう。お値段はそれなりにするけれど、こっちの方が賢明な選択肢に思えてきます。
問題は使いこなせるか、です。いや多分使いこなせるはず。
本当の問題は、
一体いつから動画を撮影し、編集するのか
です。はい、自覚してます。なんとかやります。(笑)
ATEM Miniはかなりいい感じ
急に視界に入ってきた、ビデオスイッチャーATEM Mini。プロ用の撮影機材を提供しているBlackMagic Designのプロダクトです。
ATEM Mini
HDMI出力&USBウェブカム出力 ATEM Miniは、最大限の互換性を得るために、ウェブカムのソースとして機能するUSBコネクターを搭載しており、接続するだけであらゆるビデオソフトウェアで作業できます!ATEM …
こんな感じでHDMIケーブルがズラリと入力されて、1/2/3/4のスイッチで切り替えてPCに出力してライブ配信ができる、というのがメインの機能です。左の2つはステレオミニジャックでマイク入力もミキシングできるのがすごい。エフェクトやミキシングは付属のソフトウェアでできるみたいですね。
メーカーサイトによるとこんな感じのことをアピールしています。
なんだろう、この今時感。
テクノロジーも活用してクリエイティブにビジネス
みたいな世界観、すごいね。
時代はライブ配信なのね、きっと。
50オヤジはテキストでの発信に逃げ込んでしまいそうですが、ここは一踏ん張りして新しい時代に適応してこうと思います。
先程のYouTuberさんもしっかり導入してレビューしていました。さすが。
ということで、いきなり今日明日にポチることはないと思いますが、いずれこのビデオスイッチャーATEM Miniは購入することになりそう。その前にまずはFUJIFILM X WebcamがBig Surに対応してくるのを、生暖かく待ちたいと思います。