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今日は彼が我が家に来た日。17年前に迎えた猫の話。

投稿日:2020年10月31日 更新日:

17年前、和歌山

今日はハロウィン。でも我が家にとっては、猫猫軍団最年長のヨッシー吉宗をこのお家に迎え入れた日です。思えば17年前。2003年の10月31日のことでした。我が家の4匹の猫。その1、吉宗の話を聞いてください。

2003年の10月24日、ぼくはとある仕事で和歌山市に出張していました。行き先は和歌山市役所。よくある地域活性化の案件です。一仕事を終えて、和歌山市役所のすぐ近くにある和歌山城の天守閣公園に行きました。

公園でコーヒーなどを飲みつつ、のんびりしていた時。響き渡ったのは野生動物の声。声の主は、まだ小さな猫でした。どうやら天守閣公園には野良猫が住み着いていて、捕獲対象だったようなのです。

小さな猫は足が少し不自由なようで逃げ遅れたと思います。保健所の職員に捕獲されて、爽健美茶のダンボールに入れられ、ガムテープで封をされるところを見ました。

ぼくは小さな猫が捕まえられて、ダンボールに入れられる一部始終を見ていました。本当は声をかけたかった。でも仕事で立ち寄っただけの場所。ぼくは仕方ないな、と思い、その場を去ってしまったのです。

17年前、東京港区

帰ってきたものの、ぼくの心は晴れることはなく。あの捕まった子猫はどうしているのだろうと思わずにはいられませんでした。おそらくそんな様子だったぼくを見て、奥様のエカテリーナ2世様が声をかけてくれました。

いや正確に言えば、自分から話したと思います。

今日、和歌山城の天守閣公園で子猫が捕まえられているのを見たんだ。奥様のエカテリーナ2世様はこう言いました。

なぜそれを見捨ててきたの?

その瞬間、ぼくはぼくが間違っていたことに気づき、涙が出てきました。そうだよね。やはりなんとかしてあげよう。

その後、ぼくは必死に色々なところに電話をかけました。もう結構遅い時間でした。和歌山城天守閣公園、和歌山市役所、保健所。あまり記憶は定かではありませんが、あの子猫は見つかりました。

和歌山城の天守閣公園で捕獲された子猫。だから特定しやすかったのかもしれません。ぼくはその子猫を保護したい旨、伝えました。そして10月30日の夜、飛行機で関西空港に飛び、和歌山で一泊してからその子猫を引き取りに行きました。

17年前、再び和歌山

今回は夫婦で行きました。手土産を持っていきましたが、保健所の担当者は受け取りませんでした。そういうものだということで。捕獲された子猫はすぐにわかりました。捕まった時のしゃがれ声で鳴いていた、そのままだったから。

東京から持っていったケージに、彼はすぐさま入ってくれました。まるで当然の様に。

その足で和歌山市内の動物病院を探して、子猫の様子を診てもらいました。やはり手足が少し不自由なようでした。点滴や必要な処置を施してもらい、子猫の様子はそれほど心配しなくてよいことがわかりました。

ぼくと奥様が、この子猫との出会いと東京からお迎えに来た旨を伝えると、なんとこの獣医さん、診察料を受け取らなかったのです。

ありがとう。なんだかとても胸が熱くなりました。

その後、再び関空から飛行機で羽田に降り立ち、2003年10月31日、あの和歌山城天守閣公園で捕まっていた子猫は、麻布十番の猫になりました。

ヨッシー吉宗、17歳

17年前の今日、初めて我が家にきた子猫。和歌山城天守閣公園にいたので、吉宗と名付けました。愛称ヨッシー。手足はやはり万全ではなく、少し身体能力は低い。でもおっとりとした性格で争いを好まず、平和な可愛いやつです。

お目目がクリクリしてて可愛い。最近は流石におじいちゃんで、色々と大変なことも多いけれど、あと少し、元気で長生きしてくれたらいいなと思っています。ヨッシーのおおらかな性格が、我が家の4匹の猫猫軍団をまとめるのに役立っていると思います。

最近のヨッシーの様子を少し。おじいちゃんだけど、可愛いよ。

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