雨天続きで納車できていないG310R
この9月には登録を終えて、ぼくの手元に来るはずだったBMW G310Rですが、雨天続きと仕事がやや忙しかったのもあって、10月11日段階でまだディーラーにあります。
早く納車したいなぁと思いつつ、でもディーラーさんのご厚意で置いてもらっている状況。でもぼくのG310Rはショールームの花の役割を果たしてくれているでしょう、きっと。
さていったいいつ納車できるかなぁなどと考えながら、チラチラをウェブをみていると、なんと2021年モデルの公式動画が既に配信されてるじゃないの!嗚呼。納車される前に型落ちになってしまいましたわ。
BMW Motorradの公式PVはこちら。
1分ほどのショートムービーですが、かなり印象が変わっていることがわかります。見ながら若干血圧上がっちゃいましたよ。
BMW G310R 2021はどこが変わったか?
カラーリングの変化は予想していましたが、それ以外にガラリと変えて来たのは電装系です。ここが一番羨ましいところです。ちょっとPVからキャプチャーしながら見ていこうと思います。
FULL BMW LED HEADLIGHTS
来た!初っ端から来た。2021年モデルはヘッドライトがLED化されました。2020年までは電球なんです。21世紀なのにショボい。でもまあレトロな魅力があると言えばあります。ポルシェなんかだとぼくが乗っていたタイプ997のカレラなどはまだLEDと電球が混在している時代で、それはそれで魅力的と思っていました。
G310RもとうとうフルLEDかぁ。何となく911に乗っていた時と同じ断層を感じるな。997と991の断層。G310Rの場合は2020モデルと2021モデルの断層。まあ宿命なので受けとめるしかないけれど。
排気量、出力は変わらない模様。エンジンとサスペンションなど、車体の基本的な構成には変化ないのでしょう。
LED BRAKELIGHTS AND INDICATORS
ググ。2020年モデルはブレーキライトだけLEDですが、ウィンカーはLEDじゃなかったんですよね。2021年モデルはそこもすべてフルLEDに変えてきました。まあ時代の趨勢としてはそうしなきゃダメだよね、………。
SLIPPER CLUTCH WITH SELF REINFORCEMENT
ぐわっ。スリッパークラッチが入ったか。G310Rは313ccのシングルエンジンなので、比較的バックトルクが大きい特性があるはずです。(試乗のときにはそれほど気にならなかったけれど)
スリッパークラッチはシフトダウンの際に自動的に半クラッチ状態を創り出すことでバックトルクをコントロールする機構。G310Rは2020年モデルでも十分乗りやすいと思いますが、これによってさらに乗りやすくなるのではないかと思いますね。
RIDE BY WIRE(ELECTRONIC THROTTLE)
ギャー。スロットルが電子制御になっただと。マジか。2020年モデルまでは単なるワイヤー1本で機械制御だったのに、2021年からはHONDA CBR250RRと同じ電子制御スロットルに。
G310Rのエンジンは発進トルクがやや薄く、エンストしやすいと言われています。個人的には慣れの域だと思っていて、それほど問題視していませんでしたが、電子制御スロットルになればこの問題もクリアされるかも知れません。
いいな、おい。
ADJUSTABLE GEARS & BRAKE LEVERS
ぐ。クラッチレバーとブレーキレバーに調整機構が付きましたね。この点も順当な進化ですね。2020年モデルまでのレバーは調整できないので、手の小さい人などは社外品を使うしかなかったのですが、純正で調整機構付きなら安心ですね。
個人的にここには手を入れるつもりでいたので、後日ディーラーさんと相談しようと思います。
3 YEARS UNLIMITED KMS WARRANTY
これは新しいのかな?走行距離に縛られない3年保証とのこと。2020年もそうだったような気がします。もしも4輪と同じサービスフリーウェイみたいな特典が付くのなら進化ですが、どうなんでしょう?
これもディーラーさんに確認ですね。
とまあかなりの進化と言えそうです。改めて変わったところを確認してみると。
①LEDヘッドライト
②LEDブレーキライト&インジケーター
③スリッパークラッチ
④電子制御スロットル
⑤調整機構付きクラッチ&ブレーキレバー
大きく変わったのは上記5点。
うん。
まあ、仕方ない。
かなりショックかも。
でも言い訳ではないですが、カラーリングは2020年モデルの方が好きですね。2021年モデルはかなりポップになりました。BMWらしい落ち着いたイメージから、若々しいイメージに変えようとしているように感じますね。
少しKTM入ってきたような感じ。
自分のバイクが最高のバイク
納車前に型落ちになる、というかなり悲しい事態となりましたが、これもまた織り込み済み。というかバイクを手に入れるということは、単に新しいバイクに乗るということではないわけで。
どんなバイクに乗るかよりも、バイクに乗ること、それ自体が冒険なのだから。
ポルシェも注文してから納車されるまでが長く、来る前に型落ちというのは無い話ではありませんでした。だから、こんな言葉が言われています。
最新のポルシェは最良のポルシェ。
でも自分のポルシェが最高のポルシェ。
ぼくもこれからやってくる2020年モデルのG310Rを可愛がって生きたいと思います。何かの縁があってぼくのところにやってくるわけだから。
それに2021年モデルが発表になったとはいえ、実際に日本でデリバリーされるのは2021年春くらいになると思います。ぼくがライセンスを取って乗り始めるタイミングとは少しズレちゃいますね。
改めて考えると、ぼくがモーターバイクに改めて乗りたいなと思わせてくれたのは、現行のG310Rだったわけです。
だからこれでいいんだよ。
早く納車して、どこかに走りに行きたいなぁ。