バイクの寒さを構造的に理解する
寒い寒いと聞いていたものの、ここまで寒いとは思いませんでした。今年は暖冬と言えそうな気候。それなのに冬にバイクに乗るのはこんなに寒かったのですね。バイクに乗る時の寒さの原因はズバリ、
風が体温を奪う
これにつきます。
なので装備の基本は、
十分に防風する
十分に保温する
だと考えたのですね、ぼくは。
これに季節を問わない、
可能な限り高い安全性を確保する
を加えれば、冬装備は完璧になると思っていました。
防風対策と保温対策
防風対策としては、
hyodの防風パーカーを購入。
STU729 //PERFORMANCE APPAREL //HYOD PRODUCTS
メイン生地には防風フィルムをボンディングし、柔らかさと肌触りにすぐれた裏シャギー素材を内面に採用した3層構造。高い保温性能を実現しつつ冷たい風をブロックします。カジュアルなフードを装備。 …
これですね。インナーは起毛素材になっていてアウターは防風。かなり強力なアイテムです。
保温に関してはユニクロのウルトラライトダウンジャケットにお願いしました。ウルトラライトダウンベストも持っていますが、意外に腕が寒くなるため、ベストではなくジャケットを使うことが多いですね。
hyodのパーカーかUniqloのダウンか。このいずれかの上にレザージャケットやライディングジャケットを羽織る、というスタイルです。
しかしこれらの対策にも少々ですが、問題点がありました。
一つは、
着膨れしてイマイチカッコよくないこと
もう一つは、
ここまでしても手指は寒いということ
でした。
もう一つの対策があった
手指の対策としては、電熱グローブが挙げられます。RS TAICHIやKOMINEなどからはもちろん、Amazonでは中国製の無名ブランドが山のように売られています。お値段は数千円からシステム全体で3〜4万くらいまで、割と高額です。
惹かれはするものの、個人的にはモバイルバッテリーを持ち歩くことや、バイクのバッテリーから配線しなければならないこと、などを考えるとちょっと面倒な気がして積極的に手を出そうとはなっていないところです。
そんな中、2月中には博報堂時代の先輩と湘南から湯河原あたりをツーリングしようと計画しています。天候に恵まれればいいですが、寒さはやはり気になるところ。
電熱装備以外にはどんな対策していますか?
と、キャリアの長い先輩に聞いてみました。
すると、
答えは「ホッカイロ」だった
のです。
ホッカイロは、貼るだけ。ジャケットの中に着るウェア(アンダーウェアの外側でもいい)に、背中2個、胸に2個貼れば、一日ホカホカだよ。
バイクのS先輩
電熱と違って、どこでも買えるので、充電の心配がない。俺はいつもそうしてる。
バイクのS先輩
ホッカイロ、万歳。 ただ、つま先用はあるけど、手が寒い。人によっては、つま先用の小さなやつを、手の甲に貼る人もいるみたいだ。アクセルワークに差し障るのでお勧めしないけど。
バイクのS先輩
俺は、ゴアとかの冬用のグローブしてれば、あまり気になったことはないなぁ。
バイクのS先輩
ホッカイロ、膝に貼るのもいいよ。
バイクのS先輩
おぉ、なんと嬉しい先輩からの啓示。
そうか、ホッカイロという手があったのか、とマジで膝を叩きました。いや普通気づくだろ、というツッコミが来そうですが、ぼくは普段はあまりホッカイロ使わないのです。というか、全く使わないのです。よってアタマからホッカイロという存在がなくなっていたのですね。
でもこれに気づけば確かに使わない手はない。
ホッカイロなら着膨れしないし、
レザージャケットをカッコよく着られる
急に視界が開けた気分になりました。
早速大人買いを試みる
そうか。防風と保温という2大対策に加えて、
熱源を確保する
というアイデアが抜けていたわけです。
先輩ありがとう。
早速、今まで考えたこともなかったホッカイロについて調べ始めると、これがまた意外に奥が深い。(笑)
まず大別すると、
貼るタイプと貼らないタイプがある
のですね。上記のS先輩のアドバイスによれば、インナーに貼り付けてその上にジャケットを羽織るイメージでしょうから、まずは貼るタイプを購入する必要があります。これが基本ということかな。
Amazonで見ると、アイリスオーヤマのものが安い。
アイリスオーヤマ ぽかぽか家族
↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。
30枚入りで500円強。安っ。
速攻でポチりました。
ここでも気になるのは、何度も書いている「手指の寒さ」です。これに関してはウィンターグローブをしてもやっぱり寒い。なんとか対策できないかな、と思って検索しているとこんなものを発見。
巻きポカ
↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。
これは期待の星!手首に巻くタイプのサポーターにカイロを仕込める商品のようです。
巻くだけ簡単!指先まであったか!!
というコピーを信じちゃうぞ、この際。広告業界出身者を舐めるなよ。もし指先があったかくならなかったらお客様相談室に電話してやる。(笑)
というのは冗談ですが、かなり期待を込めてポチりました。こちらは約2000円。
カイロとしては高額ですが、電熱装備に比べたら安いものです。
貼らないオンパックスミニ
用心深いぼくはもう一つ、コンティンジェンシープランを考えました。巻きポカが不発に終わった場合に、ポケットに貼らないタイプのカイロを忍ばせておいて、手指を温める、という作戦です。
サイズによってはグローブの中に入るかも知れません。ぼくはhyodのインナーグローブをしているので、
グローブとインナーグローブの間にミニカイロを挟む
という選択肢もありえます。
↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。
ということでこちらをポチりました。30個入りで700円。
この他、足先を温めるソックスに貼り付ける商品などもありましたが、ぼくは足先はそれほど気にならないので購入は見送りました。
以上、〆て3000円強。これでこの冬シーズンの装備への投資は終了にしたいと思います。これで来年また、電熱!とか言っているかどうか。それは神のみぞ知る、ということで。
少なくとも2月のツーリングでどうだったか、レビューしてみたいと思います。
最後にバイクの防寒対策の基本を再掲しておきます。
【冬のバイクの3箇条+1】
十分に防風する
十分に保温する
熱源を確保する
+
安全を確保する
これでいいはず!