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G310Rと同じインド製の世界戦略車。HONDAが送り出す新世代シングルGB350、果たして売れるか。

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なんとなくシングルに縁がある

ぼくは現在、BMW G310Rというバイクに乗っています。このバイクは313ccの単気筒エンジン。エンジンレイアウトはちょっと変わった「後方排気」ですが、出力は34hpとそう強力なエンジンではない。しかし、サスペンションにコストをかけた、いわゆる「エンジンよりもシャーシが速い」理詰めの設計はBMWらしさを感じます。

思えばぼくが大学生の頃、とても欲しかったバイクはYAMAHA SRX400でした。これはヘリテイジモデルのSR400を当時の現代世において解釈したモデルでした。その造形が好きだったんです。

ヤマハ (YAMAHA) SRX400(SRX-4)

ヤマハ | YAMAHA SRX400(SRX-4) SRX400が、SRX600とともに発売されたのは1985年4月のことだった。80年代といえば、スポーツモデルの高性能化が強く求められていた時代で、ヤマハでも「走り」を追求するFZシリーズが展開されていた。その中でのSRX400/600は、バイクそのものが持つメカニズムや素材の美しさを楽しむ、「味わい」のあるモデルとして位置付けられての登場だった。SRX400に搭載されたのは、排気量399ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンで、1978年から生産されていたSR400と同じ400ccシングルシリンダーながら、SRX用は4バルブだった。鋼管ダブルクレードルフレームと、低く設定された燃料タンク、メカニカルな雰囲気を高める各部のアルミパーツなど、スタイリッシュな外観は、テイスティ・モーターサイクルとしてのSRX400/600の存在を際立たせるものだった。とはいえ、ビッグシングルならではのスパルタンな走りも魅力。そのシングルならではの走りを際立たせたのは、1990年のフルモデルチェンジ。これまではSRX600のみの装備だったオイルクーラーが追加され、エンジンも車体も見直された。また、始動方式はセルフルターター式に変更された。外観上でのもっとも大きな差異は、リアショックがモノクロスサスになったこと。翌91年の追加カラー設定が最後の変更となり、その後も数年間販売が続けられた。なお、「SRX400」がヤマハによる正式名称だが、サイドカウル表記から「SRX-4」と呼称されることもあるため、バイクブロスでは併記した。 ソルトレイクシルバー タイプグレード名 SRX400 モデルチェンジ区分 カラーチェンジ 型式 3VN 発売年 1991 発売月 7 仕向け・仕様 国内向けモデル 全長 (mm) 2090 全幅 (mm) 720 全高 (mm) 1045 ホイールベース (mm) 1425 最低地上高(mm) 140 シート高 (mm) 760 乾燥重量 (kg) 149 車両重量 (kg) 170 最小回転半径(m) 2.7 乗車定員(名) 2 燃料消費率(1)(km/L) 51.0 測定基準(1) 国交省届出(60km/h走行時) 原動機型式 5Y7

YAMAHAの公式サイトにはデザインがわかる情報がないので、↑のYouTube動画を見てください。今見てもカッコイイですね。ぼくはやはりモノとしての美しさに拘りたいのですね。

SR400はもろレトロなバイクのイメージ。これはこれで嫌いではありません。でもファッションも含めたライフスタイルとして、あまりレトロは好きではないので、ちょっと手を出しにくいのも事実。だから、SRは見るだけにします。

YAMAHAはSRをとうとう終売。ファイナルエディションは完売した模様です。もう買えないと思うと欲しくなったりしますけれど。

SRが消えて、GBが生まれた

SRがその歴史を終える、あるいは歴史的な役割を終えると同時に、なんとHONDAがシングルのネオレトロバイクを発表。それがGB350です。

ティザーサイトはすでに上がっていてます。

GB350先行情報ページ

はじめて見た時から、目になじむ。走り出した瞬間から、心がおどる。誰もが気軽に、自分の世界をみずから広げ、その自由を、おおらかに楽しむ。The Honda Basic Roadster, GB.まもなく登場。

デザインは好き。フロントサスペンションは正立、リアは古典的な左右のスプリングによるもの。エンジンはバーチカルシングルで綺麗なメッキが施されたマフラーも水平に近くてややレトロな雰囲気を醸し出していますね。

シートもフラットにちかく、乗りやすそう。これならタンデムもしやすいと思いますね。先行してリークされている情報によれば、エンジン出力は21hp程度。ロングストロークで鼓動感を味わえるような仕様と期待されます。このバイクはファッションも含めたスタイルを「ネオレトロ」でまとめているようです。SRは「レトロ」あるいは「オーセンティック」「ヘリテイジ」もっと言えば「クラシック」がキーワードと思いますが、このGB350はファッションとしての「レトロ」をテーマにしているのが特徴かなと思います。

個人的な嗜好としては、クラシックやレトロにはあまり惹かれません。どちらかといえば、先進性や挑戦などのキーワードに惹かれますね。そう、ハスクバーナですね。

改めてVITPILEN701のPVを見てみましたが、まー、カッコイイ。やはりぼくはレトロ路線じゃなくて、こっちのエッジのたった世界観を選びたいな。GB350の紹介しながら、自分の思考を確認するという。(笑)

GB350、売れるかな

ハスクバーナは結構売れている模様。とはいえ、その台数は知れている。一方でHONDAが真面目にマーケティングするネオレトロ系シングルのGB350はやり方次第ではかなり売れる可能性があるのではないでしょうか。

余計なお世話ながら、古典的なマーケティングのフレームワークに当てはめて考えてみましょう。

まずは4Pのフレームワーク。

Product(製品力)

  • インド製の単気筒
  • ロングストロークエンジン
  • パワーよりはテイスト重視
  • ネオレトロコンセプト
  • 中身は最新、ルックスはレトロ
  • 個人的に全体はOK、ディテールは微妙

Price(価格)

  • 未定(未発表)
  • インド製ということもあり、買いやすい価格がつけば説明力大
  • 個人的には30万円台後半〜40万円台前半で発売されることを期待

Place(販売場所)

  • これはもうHONDA Dream店での展開以外は考えにくいでしょう
  • もしかすると異業種とのタイアップという売り方も
  • でも販売自体は従来ディーラーになりそうですね

Promotion(販促)

  • 従来通り?
  • そもそもA&P(Advertising & Promotion)予算は少ないだろうなぁ
  • ファッション系とのコラボはあり得そうで楽しそう

続いてTPCのフレームワーク。

Target:10代〜20代の女性

  • 自分がマーケティングディレクターならこのターゲットにしたい
  • リターンライダーのオヤジにも刺さる可能性はある
  • この2つの市場をどう交錯させるか、あるいは分けるかはキモ

Positioning:

  • SRの市場を狙えるか?
  • ちょうど終売となったSRは根強いファンがいるが、キックスタートなど障壁もある
  • スタイルだけであればスイッチさせることも可能?

Concept:The HONDA Basic Roadster

  • 個人的にこのコンセプトメイキングは好き
  • しかしこのコンセプトを成立させるには、HONDAのベーシックである、という事実が必要
  • 一定の需要を確立しなくてはいけない
  • そのためには売り方が従来と同じではいけない
  • 何か新しいことを考えなくては
  • バイクジャーナリズムではこのコンセプトは流されて、ネオレトロとして定着しつつある
  • ネオレトロなどはコンセプトではなく、ファッション
  • ファッション性で売ると長く続かない事になる

↑のプロモーションビデオを見ると、やはりコンセプトであるBasic RoadsterにしたいというHONDAの気持ちは伝わってきますね。しかし、上述の通り、商品レビューや期待値はややファッション性にウェイトを置いて解釈してしまっている気がします。

このGB350、個人的には大ヒットになって欲しい。そのためには、

⑴ Basicに相応しい、プライシング
⑵ HONDAのBasicと言えるだけの販売を可能にする新たな仕組み

が重要だと思いますね。上記2つをHONDAが上手にこなせるか、注目したいと思います。

-WHEELS
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執筆者:


  1. tokyite_flat より:

    4PやTPCというもので見るのですね、勉強になりました。

    こうやって見ると素人の私でも理解しやすく、この車種について冷静に見れます。

    インド製だからチープというのは当てはまらない時代になりましたね。

    価格に関しては日本での仕様変更や手直しがあるようなのでそこそこの値段になりそうですね。

    50万切るなら訴求効果は高いのでは?と思います。

    • polyphony より:

      tokyo_flatさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      はい、4PとTCPはもはや古典的ではありますが、マーケティングのフレームワークとしては最もポピュラーなんです。
      仰る通りインド製、ASEAN製はもはや当たり前。
      逆に日本製だから高性能とも言えないし、もはや世界でもそう思われているかも知れません。
      50万を超えたら売りにくそうですね。
      コンセプトをBasicにしているので意地でも売ろう、とHONDAが考えるなら、
      意欲的なプライシングになるかも知れませんね。
      いずれにしても楽しみです。

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