設定は「あるある」のようだ
Amazon Kindleの購入履歴をAIが解釈しているのか、「ここは今から倫理です。」を購入しているときになぜかこの漫画がサジェストされた。なんとはなしに見てみると、絵はあまり好みではない。でも設定が結構グッときた。
件の漫画、タイトルは「ダッ兎!」だ。
主人公は45歳、中学教師の真希繁夫。家族に内緒でバイクの免許を取り、YAMAHAのSR400を購入して隠している。(笑)
妻に内緒でバイクを買う?
この漫画のテーマは、妻(家族)にも打ち明けられずに、それでも衝動を抑えられずに行動してしまう、ということ。そしてオートバイには少なからずその価値があるとぼくも思う。
実は以前ポルシェ911カレラ(タイプ997)を買ったのは、妻に内緒だった。(笑)
そしてこのPOLYPHONYというメディアに書いてきた、BMW G310Rのことも実はずっと奥様のエカテリーナ2世様には内緒だった。
もちろん隠し続ける気はなかったが、他にも色々と考えなければならないことが多い中、自分の好奇心を満たすためにバイクの免許を取り、バイクを買った、とはそうそう簡単には白状できなかった。
でもどうしてもそれが必要だと思ったんだ。(笑)
この漫画もハイライトはそこ。
いや、人によっては違うのかも知れないが、ぼくはこの設定だけで買った。
Kindleの値段も確か1巻100円くらいだったし。
結局バレてる(笑)
ぼくもそうだが、この主人公の繁夫も、本当に隠し続けるのは無理だとわかっている。理解してもらえないと堂々と乗れないしね。
でも誰にとっても奥さんは怖いのよ。
我が家なんか、こうして野良マーケター野良猫教授として、色々偉そうに書いているものの、基本的に「専制君主制」ですからね。奥様の絶対君主エカテリーナ2世様が全てを統べているのです。
この感じ。リアリティ、あるわぁ。
「ダっ兎!」設定に共感できるなら買い
ということで、この漫画の設定は個人的にツボだった。奥様は全てお見通し。我が家もほぼ同じような会話を交わした。
この設定だけで漫画が売れるのだとしたら、この設定はかなりの読者に共通しているのかもしれない。
オートバイは危ない。車に比べたら事故に遭う危険も、転倒する危険も、怪我をしたり、死んだりする危険も大きい。それは当然のことだ。
近しい人がそれを心配するのも当然の事だと思う。
でもね、自分の心が求めるもの、好奇心が湧き出すものを我慢するのもまた、とっても大きな人生のリスクだと思うんだ。
何かができなかったことを誰かのせいにする、そんな人生だけは送りたくない。自分の人生は自分の頭で考えて、自分の手で切り拓きたい。それがぼくのモットー。
悔いなきように。
バイクに乗りたい人は乗ろう。
でも愛する人のこと、あなたを愛してくれている人のことを忘れないように。
第1巻。内緒でSR400に乗る主人公。
第2巻。ヒロイン登場。音楽教師。
第3巻。奥さんにバレる。
この漫画のハイライトだな。(笑)
第4巻。まあ、この先はどうでもいいかな。
第5巻。ヒロインが物語に関係してくる。
第6巻。一応、物語は終わる。物語自体はそれほど面白くないけど。(ゴメン)
やっぱり、設定が気になる人にオススメ!