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自己分析を反映させたら、かなり納得度の高い名刺が作れて満足している話。

投稿日:2020年11月6日 更新日:

cateye

名刺ってどうしてますか?

名刺。NameCard。日本では結構大事だったりしますよね。最近はスマホで撮影すればデータを吸い上げてくれるOCRアプリも多いから、ある意味では存在意義は喪失していますよね。

メールアドレスや携帯番号、FBでのつながりがあれば名刺など必要ない時代に入っているのは百も承知。でも名刺って、コミュニケーションのキッカケなのでその点は大事かなと思います。

企業に属している人はその企業の名刺を使わざるを得ないし、自分でデザインできるわけでもないのであまり気にしていない人も多いかな。自分のことを振り返ると新卒で入社した当時の博報堂の名刺は、縦書きでクラシカルで好きだったな。

ぼくは自分で会社を経営しているので、自分で名刺を作れる立場です。でもね、名刺に肩書やら何やらをどう書くのか、って結構難しいんですよ。なんて書いてもいいからこそ、書き方に悩むわけです。

マーケティングやブランディングに携わって、それでご飯を食べているぼくですら、それは難しい。いや、むしろクライアントが採るべき戦略などを導く客観的な考察は問題ないんです。自分のことになると途端に難しくなるのです。

これまでも自分の会社の名刺を何種類も作ってきました。でもどうもピンと来ない。それはおそらく、やや曖昧な自己分析のもとに「こんなもんかなぁ」というノリで作成してきたからだと思うわけです。

自己分析を名刺に反映させてみる

ぼくももう56歳。自分のことはある程度理解している(いた)つもり。でも言語化できていたとは言い切れない。そこに切り込んだのが、これら2つの自己分析。とても有用だったと思っています。

この2つの分析、強みの分析である「クリフトンストレングス」と性格分析である「16Personalities」は是非一度お試しいただくことをお薦めします。ここから導かれた自分像は、繰り返しになりますが、以下のような感じ。

  • 孤独を愛する建築家タイプ
  • 組織人タイプではなく、自由人タイプ
  • 世の中のすべてのものは改善でき、改善されるべきと思っている
  • 自分に自信を持っている(鼻もちならない?・笑)
  • 戦略性に富んでいる
  • 直観力に富んでいる
  • 分析力に優れていて社会的な役割がそれ

そんな自己像を改めて固めたうえで、旧知のデザイナーに依頼して名刺を作ってもらったわけです。

新しい名刺がこれだ

そんなプロセスを経て、デザイナー氏が提案してくれたのは4案。いずれも甲乙つけがたいいいデザインでしたが、奥様のエカテリーナ2世様も「これがいいんじゃない?」と一致したのがこちらでした。

プロフィールは公表済みなので問題なし。アドレス系はちょっと削除しております。ご了承ください。

世界と未来を直観する、孤独な思想家。シンボルマークは猫の目か、あるいは羅針盤か。

結構イマジネーションを掻き立てるいいデザイン。カラーリングは弊社のシンボルカラーであるロイヤルブルーにイエローを挿し色に。

個人的にかなり気に入っています。

自己分析をベースにして名刺を作る、という試み。お薦めです。

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