WHEELS

【YouTube動画】バイクに乗ることで得られる視点。「弱者としての自分」に気がつけることは極めて重要だと思う。

投稿日:2021年2月13日 更新日:

人間の能力の拡張

バイクに乗ることは人間の能力の拡張である。バイクに乗ることで、人間は生身の時よりもずっと速く移動することができる。つまり、自身の能力が拡張した気持ちを味わえるのである。

これはクルマについても同じだ。自動車に乗ることで、人は自身の能力が拡張したような錯覚を得る。生身の自分よりもずっとすごい自分になった、という錯覚。それが「煽り運転」などに繋がる要因だ。つまり、車に乗るということは、ある種の全能感をドライバーにもたらすのだ。

全能感。悪く言えば、神のような感覚だ。小さな車一台一台に、神が乗っているわけだ。全能の神だから、色々な不都合が許せなくなるわけだ。全能感がある種の奢りを生み、それが「煽り運転」などの暴挙につながる。

車という神器を得た人間は、平たく言えばちょっと狂うのだ。

バイクが与える感覚について

オートバイは車と少し違う。先述の通り、これもまた人間の能力の拡張であることは間違いない。しかし少し違う。なぜなら、オートバイに乗っている自分は、生身の人間では不可能なスピードで走ることができるのだが、自分は生身の人間であることが強く自覚できるから、である。

生身の自分では出せないスピードで移動する生身の自分

これがオートバイに乗る普通の人間の感覚である。車に乗るとき、人間はこの「生身の人間」の感覚がある程度失われている気がする。しかし、オートバイに乗る時、ぼくたちは生身の人間であることを忘れることはできないのだ。

ハイスピードで移動しつつ、もしもここで後輪のグリップが失われたら、生身の自分が路面に叩きつけられる。そのリアリティをオートバイに乗る人間は忘れることができない。

これは取りも直さず、弱者としての自分を認識する、ということだと思う。車に乗ることは、人を「強者としての自分」にするのだと思う。しかし、オートバイは「強者であり、弱者である自分」を認識させてくれるのだ。

弱者としての自分

オートバイに乗る自分は強者であり、弱者である。

これがリアルな感覚だと思う。力を与えられつつ、しかし何かの拍子で脆くも崩れ去る生。それがオートバイが与えてくれる感覚だ。

自分は弱者である

そうリアルに思えることはそうそうない。それが与えられるのがオートバイに乗る時なのである。

弱者としての自分を感じることは、極めて重要だと思う。自分が弱者である、と思えて初めて、他者への思いやりが生じるからである。

別の言い方をしよう。

つまり弱者としての自分とは、何かの拍子に死んでしまう自分である。オートバイはすぐ近くに「死」がある乗り物である。愚かな行為をすれば、あるいは間違った操作をすれば、そうでなくとも、何らかの不運に出会ったら、すぐに「死」が張り付いてくる。

その感覚。しかしその感覚があるからこそ、ぼくたちは「生」をまた強く感じることができるのだと思う。

今日もまた東京を遠くから見た

GoPro HERO9を購入して、ただ弱者としての自分が東京の街を彷徨う様を動画に収めている。何とも言えない感覚だ。

自分がオートバイに、愛するBMW G310Rにまたがって、東京の街を闊歩している。死を近くに感じつつ、生を謳歌している。自分を感じつつ、世界を感じている。

楽しい

ただそう思う。生きていることがただ楽しい。

生を横溢すること。それは単純なようで、そう簡単なことではない。少なくともぼくはその方法の一つを手に入れた。

オートバイは素晴らしい。

全てのオヤジにこの感覚を知ってほしい。

先日はGoProの仰角を設定ミスして、景色が映らなかった。今日は仰角設定は頑張って合わせたのだが、撮影モード設定をミスした。なぜかハイパーラプスモードでの撮影になってしまったのだ。

せっかくレインボーブリッジと東京ゲートブリッジを走れたのに。

なかなか上手くいかないものだ。

-WHEELS
-,

執筆者:


  1. tokyoite_flat より:

    本日初めてブログに辿り着きました。
    310R等を検索している流れでした。

    ブログ大変面白く、Twitterは1年間分は読ませて貰いました。(全集中でした)

    オヤジにこそバイクに乗って欲しいは同感です。

    老いていく中、傲慢になったり、視野が狭くなる
    、そしていつの間にか死を意識する。

    いやいやその前に生を感じよう!
    生きるだけではなく、活きることをする。
    そうすれば謙虚になり、他者を慮ることにも繋がる。
    とまぁ読みながら考えました。

    • polyphony より:

      tokyoite_flatさん、コメントありがとうございます。
      このブログで初めて頂戴したコメントです。
      感謝です。

      また記事内容を面白いと仰って頂き、ありがとうございます。
      Twitterも読んで頂き、ありがとうございます。

      G310Rを選んだ自分は間違っていなかったと思っています。
      何に乗るにせよ、オートバイは素晴らしい。
      若い頃には全然わかりませんでした。(笑)

      宜しければ今後もちょくちょく訪れてください。
      またYouTubeにもオヤジ連中で挑戦していきますので、
      そちらもご覧頂けると幸甚です。
      →POLYPHONY TV
      https://www.youtube.com/channel/UC1NEt-oj1v9F_kWVbZfUSwg/featured

      まだ誰も見ていませんが、チャンネル登録もできますゆえ。(笑)

      機会があればお会い致しましょう。

      海野裕拝

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

Roadbike

ロードバイクに乗るならこれ持ってなきゃ。まず最初に揃えるべき基本装備10選。

Contents ロードバイクを手に入れたならロードバイクを始めるのに不可欠なアイテムとは?まずは基本装備編10アイテムの必要性を考えてみたフロントライトリアライトグローブヘルメットロードバイク用サン …

hv_svartpilen250

小粒でぴりりと辛いスクランブラー、ハスクバーナ・スヴァルトピレン250に乗った。

HUSQVARNA / Svartpilen250 Contents 欲しいバイクがないハスクバーナが気になる能書きは不要、とにかく乗ってみよういまいちハマらない欲しいバイクがない 普通二輪免許を獲ろ …

Crossbike-TREK-FX1

都心の移動はこれが一番。ぼくがクロスバイクを薦める理由とお薦めのクロスバイク2選。

Contents クロスバイクとロードバイクの違いクロスバイクの選び方ぼくが選んだクロスバイク=TREK FX1クロスバイクはいいぞクロスバイクとロードバイクの違い ぼくが全力でお薦めするオヤジ世代の …

【YouTube動画】BMW G310Rのステッカーを剥がして、自分らしいシンプルなオールブラック仕様にしたら愛着が爆上がりした。

Contents 差し色の赤が気になるステッカー剥がしの費用はこれださてMY BMW G310Rはどうなった?差し色の赤が気になる ぼくの愛車は2020年式のBMW G310R。色はコズミックブラック …

小宇宙としての自動車。ポルシェ911カレラの魅力。

ぼくは所謂スーパーカー世代であり、自動車はある種の憧れ、いまでも無くてはならないものと考えています。過去十数台のクルマを乗り継いできて、いま濃厚な記憶を残しているのはやはりポルシェです。 購入したのは …