iPhone12 mini、小さくて実にいいぞ
予約していたiPhone12miniですが、13日の発売日にはauショップの予約が取れなかったため、昨日14日の土曜日に受け取ってきました。第一印象としては、
軽い、小さい
という予想通りのものです。
先述のとおり、iPhone11までの世代がエッジを落とした曲線的なシルエットを持っていたのに対して、iPhone12世代はエッジを意識した直線的なシルエットに戻っています。
これが個人的にはいい。
歴代のiPhoneの中で個人的に一番好きだったのは、iPhone4Sです。この世代もエッジが立ったデザインでした。大きさはいまよりぜんぜん小さいですけどね。今回iPhone4Sを引っ張り出してみて、その小ささに衝撃を受けています。
iPhone4S、iPhone12 miniより2回りは小さい。この十数年でスマホがどれだけ大型化したか、考えさせられます。
なぜぼくが小さなスマホを選ぶのか。それはガラケー時代にも遡ります。基本的にこういうモバイルデバイスは持っていないかのように感じるほど、小さいのが好ましいというのがぼくの考えの根本にあるのです。
だから選んできたガラケーも小さいものが多いです。SO902i、通称「プレmini2」なんかもまだ筐体持っています。これは当然iPhone4Sよりも小さい。
iPhone12は現在最も性能の高いスマホです。これはPDC時代のドコモ携帯などとは比較にならない高性能。搭載されている機能も実に多彩。こなせるジョブも無限大です。
その最新最高の機能性を最も小さい筐体に詰め込んでいるのが、iPhone12 miniであり、それはぼくが考える最も進んだモバイルデバイスというわけです。
iPhone12 miniのいい点
では設定を終え、1日使ってみての感想をまとめてみます。まずはいい点から。
圧倒的な小ささと軽さ
これが最大の魅力ですね。200gに迫る重量だったスマホが「手に収まり重量をあまり意識しなくてすむ大きさ」になりました。生活の中に溶け込む力は確実に向上していると思いますね。これが極めて重要なポイントだと思います。
カジュアルさ
この前に使っていたのはXsでした。Xは登場からプレミアムクラスとして位置づけられており、その延長線上にはPro/ProMax系があります。このクラスは高機能なデバイスを日常ユースに持ってくるという「ある種の仰々しさ」があるとも言えます。
その点、12miniはカジュアルなイメージを持っているのが特徴。チップセットはA14BionicでPro/ProMax系と同じにも関わらず、仰々しさがありません。カラーリングもカジュアルさの演出に一役買っていますね。
アップルのプロダクトの基本的コンセプトのひとつは、
ユーザーフレンドリーでカジュアルな高性能
にあるとぼくは思っています。アップルを一度追われたスティーブ・ジョブズが戻ってきたときの最初のプロダクトを思い出してください。
カジュアルでカラフルなiMacでしたよね?あれですよ、あれ。12miniはあの系譜にあると思うのです。
他のすべて
ほかのすべての点は12およびPro/ProMax系と同じと言っていいと思います。だから、上記の2点。「圧倒的な小ささと軽さ」「カジュアルさ」を求める人にとっては、純粋にその2つが追加で得られるということになるのです。
カメラはかなり進化を感じさせる
12miniのカメラには正直それほど期待していませんでした。スマホのカメラ性能はメチャクチャ向上しており、それはぼくも十分理解しています。しかし写真や動画を撮影する愉しみ、という観点ではミラーレス一眼の方が遥かに愉しい。
ぼくは撮影の愉しみのためにカメラが欲しいので、iPhone12 miniのカメラにそこまでの期待をしていなかったわけです。しかしちょっとだけ撮ってみると、その進化は好ましいものでした。
昨日、麻布十番のイタリア食材屋さんで一杯やったときの作例です。すべてポートレートモードで何も考えずに撮ったものです。
ポートレートモードが使いやすくなった
まだ少ししか使っていませんが、ポートレートモードは使いやすくなっています。Xsのポートレートモードは撮影対象にあまり寄れませんでした。撮ろうとすると「離れてください」のアラートが出まくるので、面倒になって普通の写真で撮ったり。
その点で12miniのポートレートモードはXs時代よりも格段に撮影対象に寄れますね。これは嬉しい変化です。iPhoneのカメラは「記録」するには優秀ですが、写真を撮るという観点では正直普通だと思っていました。でもポートレートモードがこのくらい使えるのなら、ミラーレス一眼を持っていないシーンで十分代替になる写真が撮れそうな気がします。
これからは
あ、いけない。カメラ忘れて来た。
というときのガッカリ感が少し低減する気がしています。
iPhone12 miniの懸念点
というわけで基本コンセプトがぼくの嗜好にバッチリあっているiPhone12 miniとは長い付き合いになりそうな予感を持っています。では懸念点はなにもないのか?現段階ではiPhone12 miniそのものについての懸念点はほぼありませんね。あるとしたら、小型でありながら高画素数なので文字が小さいということかな。老眼に苦しむオヤジ世代としては辛いところですが、これは諦めるしかないと思っています。
ぼくが現在抱えているのは運用上の課題です。ぼくはスマホを財布と一体化させて運用するのがベストと思っています。詳しくはこちらのとおり。
つまりぼくが考えるスマホのベストな運用はこんな感じです。
- スマホと財布をシンプルに一体化させてコンパクトに
- スマホ自体はかぎりなく裸で持つ
- 耐衝撃性能は低くても極薄のケースを使う
- スマホ自体はアニアリのマルチケースに収める
極薄ケースは耐衝撃性は低いので、NIMASOの液晶保護ガラスシートは貼付しています。
memumiの極薄ケースのmini用がAmazonにない
iPhone12 miniを導入しても運用は基本的に同じで行こうと思っています。ところがちょっとした問題が発生しました。先日のポストでAmazonですでにmemumiのmini用の極薄ケースがスタンバイと書いたのですが、メーカーのサイトではリリースされているものの、Amazonでは6.1インチの12用のものまでしか売られていなかったのですよね。
純正レザーケースをポチってしまった
それで少し様子を見ようかなと思っていたのですが、アップル純正のレザーケースが公式サイトでは12月9日頃からの発送と書いてあったのに、Amazonでは明日届くというので、うっかりポチってしまいました。
ある程度の厚みが予想されるためレザーケースを買うつもりはなかったのですが、miniなら厚みがあってもアニアリのマルチケースに入るかなと思って、ついついポチってしまったのです。
税込み7480円。結構奮発してしまった。(汗)memumiレザーの樹脂製の極薄ケースなら1500円くらいだったはずなのに。でもまあ純正レザーケースが早く買えたのでよかったと思うことにします。
レザーケースはブルーではなく、敢えてブラックにしました。ブルーかブラックかで悩んでいたぼく。ブラックのケースにフレームとカメラまわりだけブルーという形で決着させようと思ったんですよね。
これ正解。新しいカラーリングも楽しみつつ、これまでと同じ落ち着きを手に入れることができました。実はiPhoneを薄手のレザーケースで運用したい、という気持ちは以前からあり、一時、アルトのレザーケースに手を出しました。
このとき結構満足度もありながら、インスタ360のライトニング端子がケースをしたままでは挿さらないこと、そしてこのレザーケースを付けたままでは、アニアリのマルチケースにも、ラファのエッセンシャルケースにも入らない、というのが致命的だったため、このスタイルを諦めたという経緯がありました。
レザーケースを装着してインスタ360は挿さる?
実は純正レザーケースをポチるまでこの「インスタ360が挿さらない問題」をすっかり忘れており、今日届いて、iPhone12 miniに装着してから思い出したんですよね。あーあ、歳は取りたくないなぁ。
でも純正レザーケースのブラックとブルーの12miniの組み合わせがしっくり来ているのを見て、とりあえず満足しています。12miniの場合はレザーケースを付けたままでも問題なく、アニアリのマルチケースやラファのエッセンシャルケースに入ります。
インスタ360を使うのはほぼロードバイクに乗るときだけなので、最悪そのときだけケースを外せばいいのですから。でも試してみたら、なんとかインスタ360も認識できるみたい。よかったー。
iPhone12 mini、すごくいい
ということで使い始めてわずか2日ですが、iPhone12 miniすごくいいです。昨日からの懸念点も本日、完全に払しょくされました。当面、ぼくのスマホ運用は以下のようなスタイルで固定されました。
もっといいスタイルもあるかも知れませんが、どうだろう?現段階ではベストはこれだと思います。
➊iPhone12 mini(ブルー)
➋アップル純正レザーケース(ブラック)
➌NIMASOの液晶画面保護ガラスシート
➌アニアリマルチケースS
これよりもクールでスマートな運用があればぜひぜひ教えてください。