Panaのシェーバーがお亡くなりに
長年使用してきたシェーバーが今朝、虹の橋を渡りました。(なんていう表現は愛犬や愛猫で使うみたいね。)いや、単に充電できなく成り、そしてスイッチが入らなくなったんです。お亡くなりです。
ここ数ヶ月は充電しても2〜3分くらい以下持たないことも多く、フル充電で2回剃れるくらいなので、正直覚悟はしてました。そして今朝、フル充電されたハズのシェーバーのスイッチを入れても「カチ」と言うだけになりました。
ぼくが使っていたのはPanasonicのラムダッシュ5枚刃のもの。ラインナップでは最上位のモデルでした。少し世代は違うけれど、大体実勢価格で35000円くらいのもの。Amazonではこんな感じで売られています。
上記の品番は、ES -LV9Sです。「9」というのがラムダッシュの最上位版の模様。ぼくの場合5年くらいは使っている気がします。Panasonicのラムダッシュを買ったのはこのモデルが最初で、それ以前はBraunの最上位モデルを2台続けて買いました。
まあ、こんな感じのやつ。
こちらもシリーズ9だそうで。どうやらPanasonicとBraunはどちらも最上位モデルを「9」で表記しているみたいですね。こちらはAmazonでのお値段は28000円くらい。
いずれにしても最上位のシェーバーは結構高いよね。
今回お亡くなりになったラムダッシュのおそらく「9」シリーズの後継をどうするか、ここのところ家電もガジェットも結構買っているので、できればこういう「割とどうでもいい家電」に予算は割きたくないところ。
こんなの買うくらいなら欲しいものあるのよ。
先日もポストしたビデオスイッチャーATEM Mini、35000円くらい。長期的に考えてこれは欲しい。
それとこれも。
RODEのマイク、Wireless GO、25000円くらい。これもそのうち買うと思うアイテム。
最上位のシェーバーはなんとATEM Miniと同じくらいだし、RODE Wireless GOなら軽く買えちゃう。
ちくしょう。忌々しい。
シェーバー買うくらいなら上の2つの方がずっと欲しいのに。
そもそもどんな使い方していた?
そもそもぼくはどんな風にシェーバーを使っているか、ぼくにとってどの程度重要なアイテムなのか、今一度考えてみることにします。
シェーバーは必需品ではある
ぼくの場合はほぼ毎朝髭を剃る。めちゃくちゃ濃くはないけれど、それでもできれば夕方にも一度剃りたいなと思うことはあります。オフィスには出張用の小さなシェーバーも置いてあります。
こちら、Braunのモバイルシェーバー、2000円くらい。単三乾電池駆動。結構よく剃れる。でも耐久性にはやや難あり。外刃の強度はイマイチで出張などで持ち歩いて使っているうちに、結構穴が開いちゃう。そうすると肌を傷めちゃうので買い替え。今までそんな感じで何個か買い直してます。
まあ、当分これでなんとかする、という考え方もあるんですが、どうしたもんかな。
全自動洗浄充電器はデカくて邪魔
さらに。今まで使ってきたPanasonicのラムダッシュは最上位クラスなので、外付けの「全自動洗浄充電器」というのが付属していたのですが、これがデカくて置き場に困るのです。
我が家のドレッシングルームは↑のように、奥様のエカテリーナ2世様のお好みで美しく設(しつらえ)てあるので、このような男性用の無粋な家電は置かせて貰えないのです。
水洗いの方が清潔に保てる
PanasonicもBraunも最上位モデルにはこの「全自動洗浄充電器」が付属。アルコールを使った消毒なども合わせて行ってくれるのですが、この洗浄剤を時々買わなくちゃいけないのがちょっと手間です。
最近のシェーバーは水洗いが可能なので、ハンドウォッシュなどでさささと水洗いして、乾燥した後にちゃんとオイルなどを吹いておけば、常に清潔に保てる気がします。ちなみにぼくはこれを使っています。
アルコール洗浄はそれなりに魅力的ですが、洗浄と乾燥までだとやたら時間がかかりますし、それにアルコールと髭、皮脂が混ざったカートリッジを交換するのもあまり気持ちのいいもんじゃないんだよね、実際。
2社の訴求ポイントを見てみると
頂上対決として、PanasonicとBraunを比較した場合、ユーザーとしてのぼくの体感ではPanasonicの方が機能的に少し上な印象ですね。この両者は「往復式」という方式になりますが、駆動させているモーターの性能がかなり違います。Panasonicの最上位モデルは14000回/分の超高速モーターを採用。
一方でBraunの方がモーターの性能を明示していません。一方でこんな感じの訴求ポイント。
かなり枝葉末節というか、「髭を剃る」という行為に直結したメインのプロポジションではなく、付加価値を訴求ポイントにしている様子が伺えます。
こうした男性用のグルーミング用品は、商品を選択する時には、デザインや付加価値に目が行くこともあると思いますが、実際には「髭を剃る」ことだけで選ぶべきなのです。
つまり、
ディスプレイなんかどうでもいい
60分も髭剃る奴なんかいない
32ビットとかどうでもいい
ということです。Braunは訴求ポイント間違ってるな。マーケティング担当者が隘路に入ってしまっている気がしますね。
それに対してPanasonicの訴求は「髭を剃る」ことに特化しています。
速く剃る
深く剃る
やさしく剃る
シンプルでわかりやすい。このプロポジションは、ユーザーかつプロ目線で見てみて、実用品のマーケティングとしてはPanasonicの方が優秀ですね。マーケティング力に敬意を表して、今回もPanasonicを選ぶことにします。
ということでES-LV5F-Kを買います
ということで、シェーバー一つ買うのも大事だな。(笑)
でも他にも欲しいものがあるし、予算も限られているので、必然的に真面目に検討することになります。
今回のシェーバー購入の件、ぼくが設定した要件は以下のようなもの。
❶「髭を剃ること」に特化したマーケティングのPanasonicを継続
❷「髭剃り」の基本機能を落としたくないので最上位5枚刃は欲しい
❸「全自動洗浄充電器」は不要
この条件に照らすと、ちゃんと商品がピックアップされました。Panasonic偉いぞ。無理矢理高機能商品を売っていないのも好感が持てます。
今回、ぼくが再購入しようと思うのはこちら。
ラムダッシュのES-LV5F-Kです。
Amazonだと22800円。
やっぱり結構高いな。(笑)まあでもまた5年くらい使うし、仕方ないか。
それともう一つ。マーケティングの新しい試みとして面白いなと思っているのが同じPanasonicのこれ。
ES-MT21という製品。これは3枚刃で「髭を剃る」という機能は一段劣りますが、「スキンケア」できるという機能を追加したモデル。総合的な提供価値は結構高いのかも知れません。
ちょっと気になる。
でも大抵の商品は「単機能」の方が優れているのも事実。
よって今回は初志貫徹で、「髭を剃る」を極めたモデルを購入します。
RODEのWireless GOを先送りして、ES-LV5F-K買うかな。
いやもう面倒だから、ATEM MiniとRODEと3つまとめて買っちゃうか。(爆)