いまさらながらAirPods Pro
先日のポストのとおり、ながらく愛用してきたAirPodsが不調になりました。音楽を聴く分には問題ないのですが、通話をしようとすると1分持たずに切れてしまい、iPhoneにも戻れず回線はどこかにいってしまう状況に。アップルストア表参道で聴いたところ、もはや買い替えが最善の選択肢だということで、AirPods Pro を購入しました。
本日オフィスに届いたので、早速開封し、iPhone12miniと接続。何の苦も無くできる接続性はすごいね。こういうところはアップルは本当にちゃんと創るね。
そしてAirPods Pro がノイズキャンセリング機能があることを深く理解しないまま、耳に装着してみた。
おおぉ。
思わず声が出る。
これがノイズキャンセリングか。「無音」という状況がいかに「異常」であるか、この瞬間に分かる。そしてそれが音楽を楽しむためにいかに「重要」であるかということも合わせてわかりますね。
こりゃ売れるはずだわ。
というか、なぜ今まで買わなかったのか、自分を責めたい気分になります。
音源を選ぶと最高に気持ちいい
最近はPCオーディオで満足していたということもあり、久々にダイナミックレンジの広いイヤフォンでの音楽に感動。いろいろな音源を聴いてみました。古い録音はもはや悲しいくらいにダメであることもわかりました。残念だけれど、仕方ないですね。
カウント・ベイシーのビッグバンドなんか、箱庭みたいに小さな音場になってしまいます。デジタルリマスタリングしてもどこまで改善するか。Front BurnerやWind Machineなど演奏はスリリングで素晴らしいけれど、もはや新しい機材で聴くにはちょっと辛い。
これらは大きなアンプと大きなスピーカーで聴くしかないかな、もう。
一方で最新の音響技術を駆使して創られた音楽とはかなり相性がいい。オーケストラ音楽もまずまずですが、オーケストラとシンセサイザーを融合させたエレクトロニカはAirPods Pro で聴く音源としてはそうとういい感じです。
そう。
先日も紹介したオーラブル・アルナルズなんか最高。
静寂から弱音で始まり次第に音場が広がっていくような、このre:memberなんかは本当にピッタリとハマります。
改めてぜひAirPods Pro をはじめとするノイズキャンセリング機能のあるイヤフォンで聴いて欲しいところです。
空間オーディオにさらに驚く
ノイズキャンセリング機能だけでもびっくりなところ、アップルによる最近のファームウェアアップデートで盛り込まれたのが、これ。
空間オーディオ
です。
先日Homepod miniについてのポストでも書いたとおり、機械学習のアプローチによって、アップルは音響(音場)をシミュレートすることを目指しているわけです。そしてその一端がこの「空間オーディオ」です。
既に5.1チャンネルのサラウンドなど、一般家庭の音響環境もかなり空間の再現をできているわけですが、この領域、これからスゴイことになるのでしょうね。アップルTVやNetflixなどはどんどんそうしたコンテンツを提供するでしょうし、プレステ5をはじめとするゲームのプラットフォームでも魅力的な音響が登場してくるでしょうね。
そしてこれらがVRとも融合していく。すごい世界が現出しますね。まさにミラー・ワールド。この大変化を楽しみながら、大変化についていきたいですね。ぼくは昔からこういう技術の進化が大好きなんです。
ミラーワールド:ARが生み出す次の巨大プラットフォーム
ミラーワールドはまだ完全に存在するわけではなく、まさに誕生しつつあるものだ。近い将来、現実世界(リアルワールド)にあるすべての場所やモノ──すべての道路、街灯、建物、部屋──の実物大のデジタルツインがミラーワールドに存在するようになる。いまはまだ、その片鱗をARヘッドセットを通して見ているに過ぎない。ひとつまたひとつと、ヴァーチャルな断片が縫い合わさり、ついには現実世界のパラレルワールド版と…
AirPods Pro という製品を手にして、音響・映像の未来に思いを馳せています。少し待てば届く、Homepod miniも楽しみ。
そしてこらえきれずにオーダーしちゃったのは、M1チップを搭載したMac miniです。来年はこれを写真や動画管理とブログ執筆用のメインPCにするつもり。
さあ楽しみになってきたぞ。