WORK

二松學舍大学でマーケティングを教えます。若い人と向き合うことは大事だね。

投稿日:2018年11月20日 更新日:

college_teacher

今日は二松学舎大学文学部都市デザイン学科で授業をしてきました。「広告表現文化論」と「クリエイティブ概論」という2コマです。「広告表現文化論」は1960年代から2010年代後半の現在まで、広告表現の分析を通じて社会を洞察する、というもの。「広告」が一定の水準で社会を映すものであることはその通り。しかし改めて変遷を眺めてみると、マスメディアの影響力の低下とともに、広告の説明力も低下しているであろうことが推察されました。

都市文化デザイン学科|学びを知る|二松學舍大学 受験生サイト

文学部 都市文化デザイン学科での学びや、学科についてご紹介します。|二松學舍大学 受験生サイト

当初はここ50年あまりのCMの変遷を辿ろうかなと思ったのですが、CMはタレントや演出など変数も多く解釈が難しいことから、広告コピーのみを対象に社会との関係性を論じてみよう、というのがこの授業のコアコンセプトです。素材としては博報堂の「ことば社会年表」から広告コピーの変遷をお借りしました。たいへんな作業をしてくれている博報堂に感謝です。広告コピー(主にキャッチコピー)だけから社会を読み解くのは困難な気もしますが、結果的には非常にシンプルに考察できたように思います。

ことば社会年表

ドラマのセリフ・広告コピー・商品名・歌のタイトル・有名人の発言・人や集団の呼び方・社会現象を表すキーワード…等々。1960年から今日まで日本の社会で共有されてきた、さまざまな「ことば」3000語以上を集めて、年表にしました。

今日の聴講生の年齢は概ね20歳くらい。ぼくにはこどもがいませんが、学生さんたちに聞いてみると概ね両親はぼくと同じ世代のようです。つまりぼくは自分の子どもの世代に対して、ぼくが仕事を通じて知ったこと、考えたことを伝える役割を演じているわけです。大学を卒業して広告代理店に入社し約11年、マーケティングや広告の仕事をしてきました。そしてその仕事を突き詰めたいがゆえに広告代理店から独立し、いまに至るのがぼくの仕事の歴史です。ここまでは自分と家族と自分の会社、そしてクライアントと社会のことを考えながらひとつひとつの仕事に取り組んできました。でも50代を迎えてそこにもうひとつ「次の世代のために」仕事をしなくちゃね、という問題意識が加わってきたのです。

ぼくが培ってきたセンスや知識、あるいはスキルやマインドをどんなことばや態度で伝えたら、次の世代の糧になるのだろう。そんなことを考えながら講義をしています。ぼくは「言うことや書くことが抽象的で難解だ」と言われることも多く、カンタンに説明できないということは自分はまだまだだな、と思ったりしているわけですが、20歳の学生を前にして難解なことを話したらすぐ寝られてしまいます。彼らを前にしたときには、クライアントと対峙するときとは全く別の緊張を強いられるわけです。でもそれはぼくにとって大事な「未来を育てる」という大仕事です。大仕事は難しくて当然!そう思いながら頑張っているぼくなのです。将来は京都と沖縄で教えるんだ。

追伸:キャンパスは秋葉原にあったので、2コマこなした後は御徒町の「青葉」に滑り込んで「特製中華そば」を頂いてきました。ここ、好きなんですよね。港区にはないみたいなので秋葉原に行くときはちょっと楽しみにしてるわけだったりします。

青葉 御徒町店 (御徒町/ラーメン)

★★★☆☆3.52 ■名店 青葉が繰り出すスープは、「今までにない味」!! ■予算(夜): ~¥999

-WORK
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

これからは動画にもエネルギー注ぎます!YouTubeのチャンネル“POLYPHONY TV”を開設しました。

Contents 動画制作の準備完了M1 Mac miniFUJIFILM X-S10GoPro HERO9 Black手始めはモトブログからPOLYPHONY TVに込めた意味POLYPHONY T …

polyphony logomark

会社創設から20周年。これまでの総括とこれからについての気持ちを少し語ろう。

Contents 会社を作って20年が経ちました21年目の最初の1日にさてこれからもがんばるぞ会社を作って20年が経ちました 本日2021年2月26日はぼくの会社の設立記念日。早いもので博報堂から独立 …

editor

時代は変わりつつある。経営者と従業員と消費者とインフルエンサーについて。

Contents 優れた編集者はどこにいる?ユーザーとスタッフは地続きにリテーラー化するインフルエンサー優れた編集者はどこにいる? 今日はちょっとぼくの本業っぽいことを書いてみます。つまりは企業活動と …

マーケティングは買い方の知識体系へ。商品お薦め人が新時代のマーケターだ。

Contents ぼくがしていた仕事優れた商品は必ず見出される世界は一気に変わるぼくがしていた仕事 ぼくは広告代理店でマーケティングプランニングの仕事をしていました。それ自体は楽しい仕事でしたが、11 …

cateye

自己分析を反映させたら、かなり納得度の高い名刺が作れて満足している話。

Contents 名刺ってどうしてますか?自己分析を名刺に反映させてみる新しい名刺がこれだ名刺ってどうしてますか? 名刺。NameCard。日本では結構大事だったりしますよね。最近はスマホで撮影すれば …