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これからは動画にもエネルギー注ぎます!YouTubeのチャンネル“POLYPHONY TV”を開設しました。

投稿日:2021年2月18日 更新日:

動画制作の準備完了

思えば昨年春からのStay Home生活も1年。その間、このウェブログメディアPOLYPHONYを頑張って更新してきました。合わせて、動画制作と配信に必要と思われる機材も着々と準備してきました。確実にフェーズを変えてくれたのは次の3つ。

①M1 Mac mini
②FUJIFILM X-S10
③GoPro HERO9 Black

です。

M1 Mac mini

まずは旗艦、母艦としてのPCですね。これは2020年11月発注ですが、今では昔から使っているように馴染んでいます。もともとiPad Proで使っていた編集ソフト、Lumafusionが動くのも嬉しいですね。Final Cut Pro Xはまだ勉強中なので。

FUJIFILM X-S10

やはりiPhone12miniの動画のパンフォーカスとは違う、自然なボケ味とニュアンスが魅力です。もちろん動画素材としてはiPhone12miniで簡単に撮れるものでも十分。しかし、モノの魅力を捉えようとする場合、やはりミラーレス一眼のパワーが欲しくなりますね。

GoPro HERO9 Black

これを買って放置していた自分を責めたい気分。このカメラは面白いですね。アクションカムの底力を感じます。バイクに乗って都心を巡るだけで動画素材が撮れるのです。驚きです。

もちろん他にもたくさんのアイテムを準備してきましたが、極論すればこの3つがキモだったと思います。

手始めはモトブログから

まずは、50代のオヤジがバイクに乗る、というアクション自体をリアルに伝えていきたいと思い、モトブログを撮り始めました。世の中には数多のモトブログがありますが、その大半は比較的若くて元気な男性か、バイク女子と言われる可愛い女の子のものが多いと思います。

オヤジのモトブログは、ハーレーやBMW、トライアンフなどの外国車、特に高級車をこれでどうだと見せるものが多い。確かに若者にはない余裕と貫禄は表現できるかも知れません。でもその表現方法は割とどこにでもあるのかな、と思ったのですね。

ぼくが目指すのは、バイクいいぞ、というダイレクトなものと言うよりは、もっとじんわりとその魅力が伝わるような動画です。外向けのエネルギッシュな表現ではなく、自分とバイクとの対話(ダイアログ)が感じられるような動画。あるいはバイクに乗る自分と自分の住む世界が対峙して感じられるような動画です。

ちょっと何言ってるかわからない。かな。(笑)

自分という内的な世界と、外の世界。
この2つの世界を感じさせるようなことができたらな、と思うのです。

そう池澤夏樹が『スティル・ライフ』で書いた、この表現。これはぼくの心に刺さり続けた言葉です。


少し長いですが、大好きな冒頭部分を引用します。

この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。

世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。

きみは自分のそばに世界という立派な木があることを知っている。それを喜んでいる。世界の方はあまりきみのことを考えていないかもしれない。

でも、外に立つ世界とは別に、きみの中にも、一つの世界がある。きみは自分の内部の広大な薄明の世界を想像してみることができる。きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。

大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。

たとえば、星を見るとかして。

池澤夏樹『スティル・ライフ』

たとえば、星を見るとかして。

この言葉、ぼくには本当に心の深くに刺さりました。実はぼくは天文学者になりたいと思っていた頃があったのです。高校生の頃。浮世離れした子供だったのですね。そして今もちょっと変な大人になりました。

そしてこの「星を見るとかして」の部分。

たとえば、バイクに乗るとかして。

でもいいと思っています。バイクに乗ることは、星を見ることと同じ。
つまり、

外の世界ときみ(ぼく)の内部の広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和を図ること、

だと思うのです。

マニアック過ぎるでしょうか。でもひとまずはこの動機付けのもと、バイクが連れてきてくれる内的世界を表現するような動画を撮っていきたいと思います。

一つ、動画を貼っておきます。まだ拙いですが、上記のような狙いのもと、構成を考えて撮っています。

POLYPHONY TVに込めた意味

このYouTube企画は大真面目にこの時代の環境に相応しい、新しい小さな「放送局」を創る試みだと思っています。よくある個人のチャンネルではなく、大人のための(ちょっと楽しい)教育テレビのようなものにできたらと。

だからチャンネルではなく「TV(テレビ)」としてコンセプトを作り、その枠組みの中に色々な番組企画を入れていきたいと思っています。乞うご期待。

VI(Visual Identity)は暫定です。こちらは旧知のデザイナーに現在依頼中。もう少ししたら装いを変えるかも知れません。

キャッチフレーズは、

Curiosity makes you

です。

好奇心が人を創る、

そんな感じ。

このブログメディアPOLYPHONYのキャッチフレーズも同一としました。

まあまあ、いいコピーが書けたかな、と思っています。

POLYPHONY TVをよろしくお願いします

ということでもう後には引けません。これからはブログメディアのPOLYPHONYと合わせて、POLYPHONY TVも充実させていこうと思います。こちらもぜひチェックの上、チャンネル登録をお願いします。大きくしていきますよー。(笑)

チャンネルの概要欄に書いた、説明文をここにも掲載しておきます。乞うご期待。そして志を同じくする方々との出会いを楽しみにしています。

50代を迎えて人生後半戦をいかにして「よく生きるか」を
考え始めました。
大事なポイントは好奇心ではないかと思うのです。
50代ともなれば経験や知識もそれなりにあるはず。
でもその自分の経験と知識だけを武器に、
何事もわかったように語るのはもったいない。
人生100年時代、やりたいことはまだまだあるし、
知らないこともたくさんある。
1年に1つ新しいことに挑戦するくらいで丁度いいんです。
このチャンネルはいわば、
色々な物事に好奇心を失わない大人のための、
自分を育てる教育テレビです。

教育といったら大袈裟だけれど、
自分のために生きることと、
人のために生きることの バランスを取るのが大人。
それは結構難しいことだと思うのです。
POLYPHONY TVは自分が欲するもの、
好きなものへの好奇心を大事にします。
でもそれによって満たされる自分が、
社会を少しでもよくできることもまた目指します。
これって、ルソーが「エミール」で書いたことなんですよね。

バイク、ロードバイク、ガジェット、車などなど、
あなたの心惹かれるものに素直に向き合いましょう。
そして満たされた自分で世界に向き合いましょう。

Curiosity makes you.

これがこのチャンネルのスローガンです。
好奇心こそがあなたを作ります。
オヤジ世代よ、好奇心を持ち続けましょう。
そしてまだ見ぬまだ知らぬ物事に挑戦していきましょう。

チャンネルプロデューサー 野良猫教授こと海野裕

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